たった1つの温かさ ページ46
NAOはあたしを安心させるために笑顔を崩さなかった…
けれど、表情とは裏腹に握られたその手は震えていて…
それを言うのに、どれだけ勇気がいることだったのか…
NT「なんか、自分の意見押しつけてるみたいでごめんね(ノ▽・。)」
あ「あたしこそ、ごめん…」
NT「A…」
あ「NAO、手にすごい汗…」
NT「あっ、ごめん(゜ロ゜)ドウシヨウ」
あ「いや、別にいいんだ!それに…なんか、NAOの手って温かいな…」
NT「えっ?」
あ「あっ」
あたしは、なに言ってるんだ…そんなことばかりが頭からよぎった…
けれど、NAOは…
NT「ふふっ…(*´∀`)フニャ」
笑っていた…それは安心させるためにしていた笑顔とは違った…
あ「やっぱり、おかしかったよな…」
NT「ううん!“ありがとうA(*´∀`)”」
あ「(ズキッ)…ッ」
NAOは優しい…それは他の奴らだってそうだ…
そして、NAOにそう言われながらもあたしはそう考えることが出来なかった…
NAOが笑ったからとか震えていたからとかそういうことじゃない…
あ「…もし、そう言われたとしてもあたしは自分に嘘をついてまで広臣の所にはいけない…」
末「…」
あ「結局は広臣を傷つけることになるし、あたしはやっぱり広臣もあいつらもどっちも選ぶことはできない…たとえ、傷つけて、苦しめることになってもあたしはみんなのこと大好きだし…」
末「じゃあ、そんなみんなのためならAは…」
あ「…」
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Shiyu(さや)(プロフ) - あきさん» ご指摘ありがとうございます(゜゜;)さっそく、直しますねφ(..) (2017年7月5日 15時) (レス) id: 4b77ad2e37 (このIDを非表示/違反報告)
あき(プロフ) - 形見話さず→肌身離さず? (2017年7月5日 9時) (レス) id: 5c9c9bdbfb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:shiyu | 作成日時:2017年6月30日 17時