pride＊10

1つの決断 ページ45

-数時間前-

あ｢NAO…｣

それは突然言われたことだった…

NT｢そんな顔しないの！他のみんなはわからないけど、俺は大丈夫だから…｣

あ｢何が大丈夫だよ…｣

NT｢…(ニコッ！)言葉の通りに決まってるじゃん！｣

あ｢無理するなよ…｣

NT｢フフッ…無理なんてしてないよ( ´∀｀)だって、Aはいろんな大切なことを教えてくれたから…それに、Aが遠くに行ったとしてもお互いに｢仲間｣だって思っていれば大丈夫なんだよ｣

あ｢…｣

NT｢信じて待っていれば、いつかまた元に戻る…まあ、何の根拠もないけど｣

あ｢NAO…｣

NT｢たとえ、仲良くなったことが臣の力だったとしてもみんながAと過ごしたこの二年近くは決して無駄じゃないよ｣

あ｢…ッ｣

NT｢最初は嫌なことの方が多かったけど、楽しい想い出もその分いっぱい増えた…何気ないことでも幸せに感じる…もちろん、楽しい想い出だけで生きられるほど甘くはないけど…でも、楽しい想い出を忘れてしまえば人は人として生きられない…。もし、臣の方へ行って…それで、臣が思い出すきっかけになるのなら俺はそれでもいいと思ってる｣

あ｢…｣

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