幸せのフリ ページ15
臣「…ッ!?」
扉の方を向くと、あの女が立っていた…
影野「グフフフン〜♪久しぶりですね〜確か、あの夜以来ですかね〜?」
臣「…」
影野「あの後、対応に追われましてね〜あなたのところのリーダーさんも来ましたよ〜」
臣「NAOKIさんに変なこと言ったって聞いた…」
影野「そんな、睨まないでください〜ちゃんと、あなたのことは隠したじゃないですか〜?」
臣「だからって、お前バカだろ…」
影野「バカ?グフフフン〜♪…じゃあ、そんな人に惑わされてるあなたもバカですね?」
臣「…ッ」
影野「グフフフン〜登坂広臣もここまで落ちぶれるとは〜」
臣「森井を祟拝してるようだけど…」
影野「…グフンッ♪あの方は素晴らしい人です…」
臣「…」
影野「さっきから怒っていらっしゃるようですね〜。それほど心配もしてないでしょうに〜」
臣「…」
影野「グフフフン〜あなたもお人好しと言うことですね〜。彼女を奪われるかもしれないと言うのに…」
臣「…」
影野「さっきも言いましたが、そこまで彼女を愛しているのならいっそ、他の人の手に届かないように閉じこめたりすれば良いんじゃないでは?そうすれば、あなたは彼女を手に入れられる」
臣「…たとえ、壊れてしまってもそれだけはしたくない」
影野「何故ですか?あなたにとっては理に叶った行為だと思いますけども?」
臣「確かにそうかもしれない…でも、それって今までの信頼や思い出を溝に捨てるような事だよな…?確かに、自分の側から離れない…けれど、失うものの方が多い…今までの印象、その人の気持ち…」
あ「“広臣!!” 」
臣「いつも向けられていたその人の笑顔…感情までもを殺すことになる…それらを失ってまでAを愛したいと思えない…俺はAのことをただ、純粋に愛していたいんだ」
影野「…」
臣「それにそれは幸せとは言えない…」
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Shiyu(さや)(プロフ) - あきさん» ご指摘ありがとうございます(゜゜;)さっそく、直しますねφ(..) (2017年7月5日 15時) (レス) id: 4b77ad2e37 (このIDを非表示/違反報告)
あき(プロフ) - 形見話さず→肌身離さず? (2017年7月5日 9時) (レス) id: 5c9c9bdbfb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:shiyu | 作成日時:2017年6月30日 17時