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音をたてないヒビ ページ10

正直、コクった方がいいって言われたとき不安だった…

やっと、全員がまとまった時期でもあるし…

もし、嫉妬とかしてAを苦しめたらとか…

でも、未来なんてわからない…

ちゃんと、言わなきゃ思ってないのと同じなんだよな…

あ「じゃあ、撮影行ってくるな」

岩「行ってきます」

全「いってらっしゃい」

Aが撮影に行き、俺らは各自やるべきことをした…

今「やっと、言うんだよね」

臣「うん」

今「大丈夫!臣ならきっと上手くいくよ」

臣「ELLYも言ってたけど、そんなことわからねぇだろ」

今「まだ、不安?」

臣「…俺のエゴでAを傷つけたらどうしようとか迷ってる…」

今「言っておくけど、Aを泣かせるようなことしたら俺は容赦しないから」

臣「…ッ」

今「俺は臣だから任せるんだよ?」

臣「隆二…」

今「ちゃんと、気をしっかりもって!」

臣「ありがとう…」

今「えへへっ(*^^*)」

臣「じゃあ、始めるか」

今「うん!」

確か、二日後休みだったよな…その時、話そう…

大丈夫、俺には仲間がいる…

それにフラれたからってAとの関係は壊れたりしない…

その時の俺は信じていた…何があっても、この関係が壊れるはないって…

岩「そろそろ、時間だって」

あ「ん、わかった!」

そういって、スタジオに向かおうと席を立った…

その時、岩田のブレスレットがゆっくりと音をたてないように落ちていった…

岩「…ッ!」

あ「大丈夫か?」

岩「大丈夫だ!お前からもらったブレスレットが落ちちゃっただけだし…」

あ「たぶん、金具が緩くなったんだろ」

岩「ごめんな…」

あ「気にすんなって!」

岩「うん…」

きっと、大丈夫だって…

ずっと、そう思ってたんだ…

大切なこと→←不気味な女



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作者名:shiyu | 作成日時:2017年6月4日 9時

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