週刊誌 あなたside ページ30
あ｢…｣
きっと、楽屋にいけばあの週刊誌がある…
今｢A…｣
あ｢嫌われるのかな…｣
今｢…｣
楽屋に着くと…案の上、みんなは週刊誌を手にしていて…そこには広臣の姿もあった…
NT｢…ッ！A！！｣
臣｢…！｣
あ｢…ッ｣
今｢…｣
あ｢みんな、おはよ…ッ｣
(ギュッ)
NAOがあたしを優しく抱きしめた…
NT｢おはよう｣
あ｢NAO…｣
NT｢大丈夫だよ…絶対守るから｣
あ｢…ッ｣
NT｢何かあったら相談して｣
あ｢ありがとう…｣
NK｢A…｣
あ｢NAOKIさん…｣
NK｢今朝聞いたから、まだ戸惑っている…この記事のこと、｢事実｣と言ったのは本当…？｣
あ｢…｣
わかってた…いつかは言わなきゃいけないって…
｢事実｣なんだって…そう口にしようとしたそのとき…
岩｢どっちだっていいんじゃないですか？｣
あ｢岩田…ッ｣
岩｢ってか、こいつが何か言ったところで何も変わらないですし。正直、こいつの言葉なんて聞きたくないです｣
あ｢…ッ！｣
健｢岩ちゃん！！そんな言い方ないやろ！Aやって…｣
岩｢そう言いますけど、健二郎さんだってどちらか決まってないじゃないですか？｣
健｢それは…｣
あ｢岩田…ッ｣
岩｢仲良しごっこは終わりだ…｣
あ｢今までのことは、全部嘘になるのか…｣
岩｢…これから先、どう傾くかはその人の気持ち次第だ｣
あ｢岩田は決まってるんだよな…｣
岩｢ああ、最初からな…｣
あ｢そっか…｣
岩｢幸せって、結局は誰かの犠牲のもとで成り立つんだよ｣
そう言って、楽屋を出ていった…
全｢…｣
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作者名：shiyu | 作成日時：2017年6月4日 9時
