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心理 ページ27

影野「彼女がメンバーと仲良くしているのを見ると胸が痛んだりしませんか?でも、仕方ないって思ってる…だって、あなたが招いた結果だから」

臣「何、言って…ッ」

影野「自分のせいでやっと、まとまり始めた関係を壊したくはない…そうやって我慢してきた。けれど、本当は黒い気持ちでいっぱいなんじゃないですか?」

臣「…ッ」

影野「あなたの性格なプライド高いと思います。でも、今まで彼女にプライドを見せないようにしてるのは彼女を傷つきたくなかったから…。自分の弱さに気づきたくなかったから…「頼られない」って現実から逃げたかったからじゃないですか?本当は彼女に信じてもらえてないんじゃないかって思ってるんじゃないですか?」

臣「…ッ!てめぇーに関係ねぇだろ…」

影野「…ひとつ教えてあげます?嫉妬や焦りでまみれた顔は一番醜いんですよ?」

臣「…ッ失礼します…」

影野「…グフフ」

俺は自分の家まで走った…

(ゴンッ、ガチャッ)

臣「ハッ…ハッ…」

俺はそんなこと思ってない…

あの女が言ったことは全部デタラメなんだ…

全部…ッ

(鏡に映る自分)

臣「…ッ!?」

影野「“嫉妬や焦りでまみれた顔は一番醜いですよ?”」

違う…ッ
 
俺は…

影野「“本当は彼女に信じてもらえてないんじゃないかって思ってるんじゃないですか?”」



“バリーン!!”

電話→←記者の女



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作者名:shiyu | 作成日時:2017年6月4日 9時

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