また明日 ページ24
あ「悪魔さん…ッ」
臣「天…使…さん…」
あ「本当に…悪魔さんなの…?」
臣「この数ヶ月色々あってこんなんだけど、そうだよ」
あ「…(泣)」
臣「大丈夫…?」
あ「私は大丈夫…ッ」
(フワッ)
天使は倒れてしまった…
臣「…ッ!!」
あ「って、言いたいけどもう限界なんだよね…」
臣「実は俺も…」
あ「もうすぐで光になって消えるのかな…(泣)」
臣「大丈夫…側にいるから」
あ「悪魔さんは砂になってしまうの…?」
臣「二人とも、誰にも気づかれずに消えていくだよな…」
あ「私は、それでもいい…」
そう言うと、天使は悪魔の手を握り…
あ「好きな人と一緒にいられるだから!!」
臣「天使さん…」
あ「ねぇ、あなたの名前聞いていい…?」
臣「登坂広臣…「臣」ってよく呼ばれてた…」
あ「あたしは岩田A。No.104じゃないよ…?」
臣「知ってる(*^^)」
あ「臣君…」
臣「A…」
あ「なんか、名前で呼ぶと変な感じだね」
臣「A…ずっと、大好きだった…」
あ「私も臣君と出会えて…あなたといることが私の幸せでした…」
臣「消えたあとはどうなるのかな…」
あ「わからないけど、また臣君と会いたい…」
臣「きっと、叶うよ…何があったとしても」
あ「うん(泣)」
二人の体は少しずつ終わりに近づき、消え始めていき…
臣「A、もしもまた巡り逢えたら…今度は幸せになれるといいな俺たち…(*^^*)」
あ「…うん(*^^*)」
二人は笑いあった…
(どんどん消えかけている)
臣「A」
あ「ん?」
臣「呼んだだけ」
あ「臣君…」
臣「また明日…」
あ「…また明日」
そうして、二人は目を瞑った…
あなたが(君が)いたからずっと私たち(僕たち)は笑顔を忘れずにいられました…
二人は少しずつ光と砂で消えていた…最後まで互いの手を繋いだまま…
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作者名:shiyu | 作成日時:2016年4月6日 12時