罰とさよならの紙飛行機 ページ16
-悪魔side-
それは突然のことだった…
悪魔「さっさと歩け!!」
俺は上の方の悪魔達に捕らえられてしまい、目の前には俺達の王といわれる魔王様がいた…
魔王「貴様が登坂広臣か?」
臣「はい…」
階級が下の人はここに来ることなんてない…
だから、嫌な予感がした…
魔王「貴様は自分がなにか分かるな…」
臣「な、なんのことですか?」
わかってる…多分、彼女のことだ…
魔王「貴様は悪魔であるにも関わらず、天使に会っていたそうじゃないか…」
臣「…」
魔王「天使に会うことは我ら地獄の者にとって重大の禁句…それなりの罰を与えることになるだろう…」
わかってた…いずれはこうなることは…
秘書悪魔「どのようになさいますか?」
魔王「そうだな…抹消か少しずつ記憶と感情を殺すしていくか…」
臣「…ッ」
王から言われた言葉はなんとも、残酷のものだった…
今「…」
隆二が言っていたのはこういうことだったんだ…けれど、彼女との思い出を消すぐらいならこのままいなくなった方がマシだ…
臣「消すなら消せ…」
今「…ッ!?」
魔王「ほぉー、自分よりも彼女を選ぶとな」
臣「自分を見失ってまでここにはいたくない…」
大魔王「どうやら、よほど天使に毒されたみたいだ…すぐに消すのはもったいない…連れていけ…」
悪魔二人「はっ!」
こうして、連れてこまれた先はコンクリートの部屋だった…
臣「どうするつもりだ…」
秘書悪魔「王はあなたをとことんいたぶってから消すということよ。つまり、権力の生け贄ってとこね?」
臣「…」
秘書悪魔「3日後、少しの間だけ自由をあげるわ。それまでに考えることね最後かもしれないし」
臣「…」
そういって、秘書は立ち去ってしまった…
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作者名:shiyu | 作成日時:2016年4月6日 12時