理想と妄想。・２【短編集】

会社の先輩×樹 ページ39

会社に入って半年、
失敗ばかりで怒られてばっかりで…


同期の彩奈ちゃんは、なんでもソツなくこなし、

上司からも褒められてて、

私から見ても、可愛いし、デキるし、、、


別にチヤホヤされたいわけじゃないけど、
彩奈ちゃんの周りはいつも男性社員が居て…

ちょっぴり羨ましいなって思ってみたり…


でも、私が密かに気になってる田中さんは
いつもその輪には居なくて、正直ホッとしてる。


田中さんは、一つ上の先輩で、

気付くと私のミスをフォローしてくれたり、
さりげなく励ましてくれたり、

だから、
私も頑張らなきゃって思えた。



上司「おーい橘、この資料 お前か？
ここの部分、間違ってるぞ！

明日までにやり直しとけよー！」


「はい！すみません…」
またやってしまった、、、。



彩奈「A、お疲れ！今日も残業？
頑張れー！お先に〜！」

「彩奈ちゃん、お疲れー！もうちょっと頑張るー！」


フロアに数人になって、残業…。
集中、集中…


あれ…これ、結構大変かも、、、
はぁ〜なんで、私って いつもこうなんだろ…


気付いたら…1人になっちゃったみたい…。

が、がんばろっっ…

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