Ｈ２ ページ29
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校「…橘先生、これが事実である以上、黙ってるわけにはいきません。例え、貴方たちが心から愛し合ってたとしても。
そして、松村君の未来を大人である貴方も私達も潰すわけにはいきません。
…処分が決まるまで、自宅待機お願いします。」
いつも穏やかな校長の低い声と口調…
「…私ならどんな処分も受けます。
ですので、彼の事だけは…宜しくお願いします…」
それだけ言って、来たばかりの学校を後にした…。
今朝まで北斗と一緒に居た部屋に一人でいると、寂しさと共にこれからどうしたらいいのかわからなくなった…
とめどなく溢れる涙…
何度も鳴るスマホ。
「北斗…。」
会いたい…でも…
『松村君の未来を潰すわけにはいきません』
校長の言葉が頭をよぎる…
…北斗の大切な未来のために、私が出来ること…
それは…
「はい、じゃあ今日はここまで。」
小さな塾の講師として働き始めた。
あの後、すぐに辞表を提出し、遠くへ引っ越した。
北斗は何度も連絡をくれたし、何度もインターホンを鳴らしてたけど、一度も応じる事なく、誰にも告げず引っ越しをした。
顔を見てしまえば、声を聞いてしまえば、気持ちを閉じ込められないとわかってたから…
塾長「橘先生、熱心に指導してくれるのは本当にありがたいんですが、ココで働き始めて一年くらいですか、殆どお休み取られてないでしょ？
これは塾長命令です。お休みを取ってください。
倒れられたら困りますからね。
橘先生程の優秀な人材に辞められては困りますからね(笑)」
「…あ、ありがとうございます。
…では、お休み…頂きます…。」
休みを取らなかったのは、一人になると北斗の事ばかり考えてしまうから…
引っ越してから、一年程何も手に付かなくて、貯金を食いつぶして引きこもって生活した…
こんなんじゃダメだと、見つけたのがこの小さな塾の講師の仕事。
この一年北斗を忘れようと死に物狂いで働いた…
それでも、ふとした瞬間に北斗の事を思い出して…
はぁ〜…
塾長の知り合いがバーを開いたらしく行ってあげてと紹介されたので、今日は久々に飲もうかな…
『いらっしゃいませ。』
こじんまりと落ち着いた感じのバー。
あ、割と好きかも。
一枚板のカウンターの端に座り、向かいに来た店員に適当に飲み物を頼んだ。
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ねね(名前)(プロフ) - 更新頑張って下さい！ (2018年7月20日 19時) (
レス) id: 03785f869f (このIDを非表示/違反報告)
しぃか(プロフ) - 心愛さん» リクエストありがとうございます。続編考えてみますね。遅くなると思いますが、お待ち下さい！ (2018年7月20日 18時) (レス) id: 2c171bbec6 (このIDを非表示/違反報告)
しぃか(プロフ) - 櫻葉さん» リクエストありがとうございます。更新かなり遅めになってごめんなさい。また遅くなると思いますが、待ってて下さいね。 (2018年7月20日 18時) (レス) id: 2c171bbec6 (このIDを非表示/違反報告)
kokoa(プロフ) - ありがとうございます！待ってます！ (2018年7月8日 13時) (レス) id: c60d5c34fb (このIDを非表示/違反報告)
心愛 - こーちでマネージャーのお話の続編をお願いします事務所にバレてこーちがマネージャーを外されてみたいな感じで最後ゎpink希望です (2018年7月8日 8時) (レス) id: 438de2be2d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しぃか
| 作成日時：2018年5月19日 16時
