俺だけのアイツ。

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樹side_______

今日は、歌収録。


メンバーで和をモチーフにした衣装を着て、妖艶に踊るアレをやるんだけど…


昨日北斗に楽屋で迫られて嬉しかったけど、きょもにつけられた北斗の跡を見つけてしまって…


モヤモヤしたまま今日を迎えてしまった。


北斗は…どういうつもりできょもにアレをつけたんだよ…


本番前にきょもを見ると、前この曲をやった時はキッチリ上まで閉めてたシャツのボタンを開けてる…


北斗の事、隠すつもりはないって事か…？


なぁ…きょも、俺にはいつも付けないでって言うのに…
北斗に付けられて、そんなに嬉しかった？


1人楽屋の隅で小説を読んで、今日は人を寄せ付けないオーラを出してる北斗にメンバーは誰も話しかけない。


そんな北斗をチラチラ見るきょも。

なんだよ、いつもより近くに座ってさ…


いや、きょもほくじゃん…
ゾクッ♡とするけど(笑)


そんなもどかしさ、見せつけんじゃねーよ…


、、、きょも、悪い…やっぱ、

お前に北斗は渡せない…


樹「ほーくと、何読んでんの？」

北「…ん？俺に構うなオーラ出てなかった？」


樹「出てたけど…いいじゃん？今日のダンス、北樹バージョンだし…？」

北「ふふ、ホント、樹には敵わない(笑)」


俺の頭をポンポンとして、

北「アッチの鏡の前で、少し合わせる？」

樹「おうっ！」


きょもの視線が痛い…

でも、負ける気しないから…

いいだろ？少しくらい、ムキになったって…


お前ら両思いのくせに、拗らせてるから悪いんだよ…

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