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◎嵐でよかった 雅side ページ34

和「げほっ、…げほっごほ…んん…」

 


俺に凭れて眠るニノは、時折咳き込んで顔を歪ませる。

 

俺は胸元をさすったりトントン叩いたりしてあげて、目を覚まさないように落ち着かせていた。


 



気付けば俺も寝ちゃってたみたいで、部屋に朝日が差し込んでいて。



 
ニノは変わらず俺の腕の中で眠っていた。

 


熱は少し下がって来たかな。


 
潤「お、雅紀おはよう。」

 
雅「おはよう。寝ちゃってたね俺。」
 

潤「いつの間にかね。笑」

 

 

松潤は温めたタオルでニノの顔を拭き始めた。

 
いっぱい汗もかいたみたいだね。


 

 
和「んぅー…」

 
潤「和ー?起きた?」

 
和「…げほっ……んんー…」

 
雅「ふふ。まだ寝ぼけてるね。…いてっ!」

 
潤「ふはは。寝起きの1発だ。」

 


 
寝ぼけて俺に凭れてることを忘れてるのか、急に伸びをしたニノの手が見事に顎に…

 

朝から笑わせてくれるよまったく…


 


 

和「ん…?」

 
雅「お前ー!俺ここだっつーの!」

 
和「んふふ。」

 
潤「落ち着きすぎて雅紀の存在忘れてたんだろ。」

 

まだ声が出ないみたいで、松潤が代弁。

 


コクコク頷くニノに俺は何も言い返せない。

 
 
 


和「あ、ば…さ……ごめ、…」

 
雅「ふふ。無理に話さなくていいよ?今度しっかりお返しさせてもらうから。」
 

潤「うわー恐いこと言うねー和ー。」

 
 
俺を親指で指さしながらいたずらっ子のように笑う松潤。

 

 
ニノも小さく笑ってくれて、回復してきたことに少し安心した。


 


 

智「朝から楽しそうだなぁ。」

 
翔「おっはよーん。」


雅「おはよ!」
 

智「お、ニノ、だいぶ顔色いいな。」

 


ポンッと頭を撫でたリーダーはふにゃっと笑う。


 

 
 


翔「うどん食べる?」

 
和「…」


雅「しょーちゃんの作ったのは嫌だってー。」

 
和「ふふ。」

 
翔「なっ!!」
 

潤「じゃあ俺が作ってやる。」

 
松潤の言葉に頷いたニノに、翔ちゃんは芸人さんのようなリアクションを取った。
 
 



言葉が無くたってちゃんと気持ちを理解してやれるのは今までの積み重ねがあったからだなぁ、なんて思いながらうどんを食べさせてもらってるニノを見ていると。

 


智「ん?なぁに?」

 
何か言いたげなニノにリーダーが耳を近づける。

 


和「おれ、……あらし、で…よか、った…」

 
ニノの言葉に、部屋の中が優しい空気に包まれた。

●ひと休み 翔side→←◎嵐でよかった 潤side



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chun(プロフ) - 恋の方程式 (2014年9月21日 21時) (レス) id: ae6611c5ae (このIDを非表示/違反報告)
未菜(プロフ) - 相葉くんの喘息や智くんの膝は本当ですか? (2014年7月26日 8時) (レス) id: 128212235d (このIDを非表示/違反報告)
み~こ - めっちゃ感動しました! (2014年3月9日 0時) (レス) id: 8fa4a65b23 (このIDを非表示/違反報告)
ウル - あいーー!!やっぱ、嵐はいいですねぇ・・・ww (2013年11月26日 15時) (レス) id: d33fa9f943 (このIDを非表示/違反報告)
幸翔(プロフ) - リクエスト応えてくださり本当にありがとうございます!!! とてもステキなお話でした・ω・ まさに私が読みたかったお話でした♪ 本当に、ありがとうございました (2013年5月21日 8時) (レス) id: 952cfd1469 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:風月 | 作成日時:2013年4月7日 16時

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