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◆夢か現実か 雅side ページ31

和「痛いね…すぐ治まるからね…」


 


お腹がギューっと押されるような痛みに、ついニノの手を握りしめる。


 
流れ落ちる汗はずっと翔ちゃんが拭ってくれていた。


 


 
翔「トイレ行ってみるか?」

 
雅「んっ…いく…」

 
翔「じゃあゆっくり身体起こすぞ?せーのっ、」


和「翔ちゃん、相葉さんよろしくね?俺温かいお茶いれて来るわ。」

 


翔ちゃんの肩に腕を回して立ち上がると、腰をしっかり支えてくれる翔ちゃん。


 

 

お腹を抱えるようにして背中を丸めて、ゆっくりとトイレに向かった。


 

翔「何かあったら呼んで?」

 
雅「ん、…ありがと…」

 



しばらくトイレに籠っていると、だいぶ痛みも落ち着いてきて。

 



でもトイレから出る頃には思った以上に身体はふらふらだった。


 


和「っと。大丈夫?」

 
翔「よく頑張ったな。背中乗れるか?」

 
雅「ごめ…」

 

 

しゃがんで背中を向けてくれた翔ちゃん。

 
申し訳ないけど歩く気力も無くて、素直に背中に乗った。


 


ベッドに戻るとニノが温かいお茶を持って来てくれて、首の後ろから肩にかけて腕を回してくれる。



トイレで冷えた身体にお茶はしんみりと染み渡った。


 



雅「ありがと…」

 
和「気遣わないでいいからね?お腹もさすっててあげるから。」

 
雅「ん、…げほっげほっ…」

 
翔「横向いてた方が楽だろ?背中にクッション当てとくよ?」

 

 
気が利く翔ちゃんと優しいニノ。


 


 
夢でも現実でも変わらない雰囲気がとても落ち着く。



 




 

咳き込んだ時には背中をさすってくれて、お腹は絶えずさすってくれて。


 

俺が手を伸ばせばすぐに力強く握ってくれた。



 


 
雅「2人、帰って来るまでに…」

 
和「だぁいじょぶ。俺らが治してあげるから。」

 
翔「心配しなくていいよ?帰って来るまでに元気いっぱいにしてやる。」

 
雅「ふふ…ありがと。」


和「ほらほら、目閉じてな?」


 


そっと頭を撫でてくれて、また俺は眠りに落ちた。

◎嵐でよかった 和side→←◆夢か現実か 翔side



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chun(プロフ) - 恋の方程式 (2014年9月21日 21時) (レス) id: ae6611c5ae (このIDを非表示/違反報告)
未菜(プロフ) - 相葉くんの喘息や智くんの膝は本当ですか? (2014年7月26日 8時) (レス) id: 128212235d (このIDを非表示/違反報告)
み~こ - めっちゃ感動しました! (2014年3月9日 0時) (レス) id: 8fa4a65b23 (このIDを非表示/違反報告)
ウル - あいーー!!やっぱ、嵐はいいですねぇ・・・ww (2013年11月26日 15時) (レス) id: d33fa9f943 (このIDを非表示/違反報告)
幸翔(プロフ) - リクエスト応えてくださり本当にありがとうございます!!! とてもステキなお話でした・ω・ まさに私が読みたかったお話でした♪ 本当に、ありがとうございました (2013年5月21日 8時) (レス) id: 952cfd1469 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:風月 | 作成日時:2013年4月7日 16時

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