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●■2本の大黒柱 和side ページ12

マスクをつけられてマネージャーに支えられた潤くんが帰宅したのは今日の昼過ぎの話。


 
今日は夜までかかるって言ってたのに、早すぎる帰宅と普通じゃない潤くんの姿に慌てて玄関に走った。


 

潤「…だ、め……げほっ、離れ、…はぁ、」

 
和「ちょっとどうしたの、熱?」

 
マネージャー「流行が過ぎたインフルです。昼休憩の時に楽屋でぐったりしてて。」

 
和「うわぁ。辛いね潤くん、ベッド行こう。」


 
マネージャーには仕事の調整を頼んで俺は潤くんの熱い背中を支えた。


 


潤「げほっげほっ…ん……は、…ごほっ…」

 
ぐんぐん上がり続ける熱と、止まらない咳のせいでまともに眠ることも出来ない潤くん。

 


 
 
こういう時って、服が擦れるのも不快なんだよね。

 

インフルの時は尚更…

 

だから身体をさすってあげることも出来なくて。


 

気休めくらいになっちゃうけど、俺は枕元で潤くんの前髪をそっと撫でていた。


 


 
智「ただいまぁ。あら、どうしたの?」


和「おかえり大野さん。インフルです。」

 
智「ありゃりゃ、キツイね、」

 

大野さんはトボトボと部屋に入ってきて潤くんの頬に優しく触れる。

 

和「ちょっと俺、お粥作って来るわ。」

 
 
はいよー、なんて返事をした大野さんだったけど、この時大野さんが小さく抑え込んだような咳をしていたのに気付けなかった。


 




 


潤「かずっ……は、く…はぁっ…」

 
和「ちょっと待ってねっ、はい、ここにいいよ、」

 
潤「ぇっ…おぇっ…はっ…げほっ…」

 
和「大丈夫だからね、ゆっくりゆっくり。」


 

半分くらいお粥を食べてくれた潤くんだけど、すぐに吐き出しちゃって。

 
お腹も痛くなっちゃったみたいだ。

 

今日俺は1日オフだったから、ご飯担当。

 

作ってる間は大野さんに潤くんを任せてしまっていた。


 




和「うーん…薬効かないな…」

 
夜中になっても熱も下がらず、お腹の痛みも治まらない。

 
 
夜間救急に連れて行こうとしたけど、動く余裕なんて全くなくて、最終手段。

 

事務所がお世話になっている先生に往診に来てもらった。


 
夜中なのに快く引き受けて下さった先生は潤くんを診て胃腸炎の症状も出ていると言って点滴を繋げて薬を出してくれた。


 
これで一時的に落ち着いた潤くんに安心して、ベッドに突っ伏して寝ちゃった俺。

 
朝起きると焦った翔ちゃんの声が耳に響いた。

●■2本の大黒柱 智side→←◎愛の結晶 潤side



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chun(プロフ) - 恋の方程式 (2014年9月21日 21時) (レス) id: ae6611c5ae (このIDを非表示/違反報告)
未菜(プロフ) - 相葉くんの喘息や智くんの膝は本当ですか? (2014年7月26日 8時) (レス) id: 128212235d (このIDを非表示/違反報告)
み~こ - めっちゃ感動しました! (2014年3月9日 0時) (レス) id: 8fa4a65b23 (このIDを非表示/違反報告)
ウル - あいーー!!やっぱ、嵐はいいですねぇ・・・ww (2013年11月26日 15時) (レス) id: d33fa9f943 (このIDを非表示/違反報告)
幸翔(プロフ) - リクエスト応えてくださり本当にありがとうございます!!! とてもステキなお話でした・ω・ まさに私が読みたかったお話でした♪ 本当に、ありがとうございました (2013年5月21日 8時) (レス) id: 952cfd1469 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:風月 | 作成日時:2013年4月7日 16時

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