☆言い出せず 翔side ページ47
一瞬フラッとしたと思ったら、気付いた時には雅紀の腕の中だった。
気が抜けたのか全く力も入らないし、呼吸もどんどん出来なくなって…
久し振りの喘息の発作。
正直救急車の中とか、イマイチ覚えてないけど。
きっと手を握ってくれていたのは潤だったと思う。
潤「少し楽になった？」
翔「うん…ごめん…」
和「いつから調子悪かった？今日いきなりって訳じゃないんでしょ？」
翔「１週間…くらい…？」
消え入りそうな声で俺が言うと、雅紀が小さく「ばかっ」って呟いた。
でも口では怒りながらも髪を撫でてくれる手は温かくて優しい。
智くんはベッドサイドで仁王立ちしてて…
お、怒ってる…よね…？
智「翔くん。」
翔「はい…」
普段聞かない低い声。
みんな黙って智くんを見ている。
1歩、2歩と近付いてきた智くんが怖くて思わず身構えた。
智「…寝なさい。」
俺のおでこを指でツン、と押して一言。
一気に病室内の空気が緩んだ。
智「まだしんどいでしょ？熱もまだまだ高いんだから。」
モニターつけて酸素マスクもまだ外してもらえなくて。
まだ頭がボーっとするのは事実。
智くんに言われた通り目を閉じると、あっという間に眠ってしまった。
雅「しょーちゃん、しょーちゃーーん。」
翔「ん…」
雅「起きれる？呼吸も落ち着いたからお家帰っていいって。」
目を開ければ雅紀が覗き込んでいて。
寝ている間に酸素マスクも点滴も外されていた。
起き上がる俺の身体を支えてくれて、車で家に帰って来た。
和「翔ちゃん、自分の部屋で寝る？ここがい？」
智「あ、昨日相葉ちゃんがそこでポテチ落としたよ。」
和「ほんっとアイバカ。翔ちゃんごめんね？階段上れる？」
翔「ん、だいじょぶ…笑」
風呂掃除してる雅紀が何か叫んでるけど、ニノは無視。笑
腰を支えてもらって部屋のベッドに横になった。
そこに潤が入ってきて、額にペタッと冷えピタを貼りつけられる。
あれだけ熱かった頭がヒンヤリ冷えて気持ちいい。
調子悪いって言い出せなかったけど、いざ看病してもらうとなると俺が言い出す前に全て分かって手伝ってくれる４人。
本当にありがとう。
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風月(プロフ) - 楽しく書いていきますが、それ以上に皆様に楽しんで頂けるように努めていきます。引き続きよろしくお願い致します！ (2014年11月2日 16時) (
レス) id: 2bb52e5072 (このIDを非表示/違反報告)
風月(プロフ) - 皆様コメントありがとうございます。思うように更新出来なくて、読者の方々にこれじゃ失礼だと感じておりました。楽しみにして頂けてる以上、責任を持って発言しなくてはいけないと反省しています。次からpart11に突入致しますので、心機一転頑張っていきます。 (2014年11月2日 16時) (レス) id: 2bb52e5072 (このIDを非表示/違反報告)
桃 - 私ははなさんの意見もわかる気がします。お話面白いし、楽しみにしてるからこそそう思うのかも。ツイッターも「更新します！」じゃなく「更新しました！」でいいのではないでしょうか？はなさんのおっしゃってることはそう言う意味だと私は感じました。 (2014年11月2日 16時) (レス) id: c7b2c03bae (このIDを非表示/違反報告)
ペリぺり - この小説が、本当に大好きです！何があっても私は、風月さんを応援しています^_^ (2014年11月1日 22時) (レス) id: e181459e50 (このIDを非表示/違反報告)
さおり(プロフ) - この小説、私も好きですよ！風月さんのペースで更新して下さいね。 (2014年11月1日 18時) (レス) id: c9e662af03 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：風月
| 作成日時：2014年8月12日 14時
