◎誕生の地で 和side ページ29
サングラスかけてカッコイイ衣装着て。
ハワイの上空をヘリに乗って移動する。
夢みたいだよね。
「いくぞハワイー！！」って潤くんの叫びを合図にコンサートがスタート。
最初はダンスナンバーが続くんだ。
１番の不安は体力が持つかどうかだった。
でも、１曲目で側転した時に腰に違和感を感じて。
順調にコンサートが進むにつれて不安の矛先は腰に変わっていた。
冷や汗もあるのか、俺だけ滝のような汗もかいてる。
和「はぁっ、はぁ…」
衣装の中に熱が籠って、顔も身体も暑くて仕方ない。
みんな俺の異変に気付いてる様子。
MCまであと数曲、って頃には腰には激痛が走って立つのもやっと。
走りたくても走れないし、歩くのも足を引きずりながらになってしまう。
相変わらず汗は止まらないし、呼吸も乱れたままなかなか落ち着かなかった。
雅「ニノ、大丈夫？」
和「んっ…へいき。」
翔「顔真っ赤だよ？珍しく汗かいてるもんね。」
マイクを口から話して耳元で小さく声をかけてくれた２人。
せっかく楽しんでるのに心配かけたくなくて。
少し強がってみたけど、限界は近い。
やっとMCに突入して、やっぱり俺の真っ赤な顔がネタにされた。
潤「どうした、真っ赤だぞ？」
翔「確認ですけど、お酒のまれて…」
和「飲んでないです。」
智「いっそ飲んじゃえば？」
雅「あひゃひゃ！」
みんな笑ってるけど、目は心配の色に染まっている。
「早く着替えに裏行きな」って。
小さく頷いて一足お先にステージ裏にはけた。
スタッフ「二宮くん、マイクもらうよ〜。」
和「はーい…」
裏で待ち構えていたスタッフさんにマイクを手渡して１歩踏み出した瞬間、かろうじて歩けていた俺の足から急に力が抜けて。
和「っっ…」
スタッフ「二宮くん！？」
その場に崩れ落ちる様に倒れ込んでしまった。
周りのスタッフさん達は慌ててメンバーのイヤモニに何か叫んでる。
あまりに強い痛みに俺は何も言えず動けず、荒い呼吸を繰り返すだけで精一杯。
まだ後半あるのに…
どうにか立ち上がろうとするけど力は入らなくて、自然と涙が浮かんだ。
潤「和！！」
そんな中、裏にはけた潤くんが駆け寄って来てくれた。
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風月(プロフ) - 楽しく書いていきますが、それ以上に皆様に楽しんで頂けるように努めていきます。引き続きよろしくお願い致します！ (2014年11月2日 16時) (
レス) id: 2bb52e5072 (このIDを非表示/違反報告)
風月(プロフ) - 皆様コメントありがとうございます。思うように更新出来なくて、読者の方々にこれじゃ失礼だと感じておりました。楽しみにして頂けてる以上、責任を持って発言しなくてはいけないと反省しています。次からpart11に突入致しますので、心機一転頑張っていきます。 (2014年11月2日 16時) (レス) id: 2bb52e5072 (このIDを非表示/違反報告)
桃 - 私ははなさんの意見もわかる気がします。お話面白いし、楽しみにしてるからこそそう思うのかも。ツイッターも「更新します！」じゃなく「更新しました！」でいいのではないでしょうか？はなさんのおっしゃってることはそう言う意味だと私は感じました。 (2014年11月2日 16時) (レス) id: c7b2c03bae (このIDを非表示/違反報告)
ペリぺり - この小説が、本当に大好きです！何があっても私は、風月さんを応援しています^_^ (2014年11月1日 22時) (レス) id: e181459e50 (このIDを非表示/違反報告)
さおり(プロフ) - この小説、私も好きですよ！風月さんのペースで更新して下さいね。 (2014年11月1日 18時) (レス) id: c9e662af03 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：風月
| 作成日時：2014年8月12日 14時
