■傷跡 雅side ページ28
さすがに廊下にいたら目立っちゃうから、病室で処置が終わるのを待たせてくれた。
ずっとソワソワして部屋の中歩き回ってたけどね…
看護師さんは「命に別状はありませんよ」って言ってくれたけど。
この目で見るまではやっぱり安心できなかった。
先生「相葉さん、二宮さん、どうぞこちらへ。」
30分ほどして先生が顔を覗かせて、別の病室に案内された。
和「潤くんっ…」
雅「先生っ、松潤は…」
ベッドに寝ている松潤は真っ白な顔してて。
ついさっきまで真っ赤な手を見てたから、より一層白く見えた。
先生「大丈夫です。綺麗に止血してくださった事もあって、大事には至りませんでした。問題は心の方だと思います。ゆっくりお話ししてあげてくださいね？」
先生は気を遣ってか、すぐに病室を出て行く。
少し休んで家に帰っていいらしい。
まだ寝てるからもうしばらくベッド借りる事になったけどね。
松潤が目を覚ましたのは１時間後。
俺らを見るなり、目を潤ませてあっという間に泣き出してしまった。
雅「潤ちゃん、ごめんね…何も気付いてあげられなかった。」
潤「んっっ…ごめ、なさいっ…」
和「手首も掌も痛かったでしょう？自分を傷付ける程、何が潤くんを追い込んだかお話しできる？」
身体を抱き寄せて背中をさすりながら、松潤の言葉を待つ。
ゆっくり嗚咽交じりに吐き出された苦しみは、真面目な松潤らしい言葉達だった。
最初は噂だって思ってたけど、そのうち本当なんじゃないか…って思っちゃったんだね。
俺達には思いつかない意見を出してライブ構成を考えてくれる松潤に、俺らも頼り過ぎちゃったのかもしれない。
ごめんね松潤…
潤「ど、すれば、…いいかっ、わからな、…」
雅「うんうん…そうだね。自分の事も分からなくなっちゃったんだね。そうなる前に救ってあげられればよかった。もう何も考える必要なんて無いから…大丈夫大丈夫。」
和「潤くん、スタッフさん達は潤くんの意見に毎回感心するって言ってたよ？スタッフ目線じゃ出せない意見だって。自信持って平気だからね？」
ニノが頭をポンッと撫でると、嬉しそうに微笑んでまた涙が頬を伝った。
ここまで松潤が自分を追い込んで考え込んだハワイライブ、絶対成功させようね？
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風月(プロフ) - 楽しく書いていきますが、それ以上に皆様に楽しんで頂けるように努めていきます。引き続きよろしくお願い致します！ (2014年11月2日 16時) (
レス) id: 2bb52e5072 (このIDを非表示/違反報告)
風月(プロフ) - 皆様コメントありがとうございます。思うように更新出来なくて、読者の方々にこれじゃ失礼だと感じておりました。楽しみにして頂けてる以上、責任を持って発言しなくてはいけないと反省しています。次からpart11に突入致しますので、心機一転頑張っていきます。 (2014年11月2日 16時) (レス) id: 2bb52e5072 (このIDを非表示/違反報告)
桃 - 私ははなさんの意見もわかる気がします。お話面白いし、楽しみにしてるからこそそう思うのかも。ツイッターも「更新します！」じゃなく「更新しました！」でいいのではないでしょうか？はなさんのおっしゃってることはそう言う意味だと私は感じました。 (2014年11月2日 16時) (レス) id: c7b2c03bae (このIDを非表示/違反報告)
ペリぺり - この小説が、本当に大好きです！何があっても私は、風月さんを応援しています^_^ (2014年11月1日 22時) (レス) id: e181459e50 (このIDを非表示/違反報告)
さおり(プロフ) - この小説、私も好きですよ！風月さんのペースで更新して下さいね。 (2014年11月1日 18時) (レス) id: c9e662af03 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：風月
| 作成日時：2014年8月12日 14時
