☆大袈裟だってば 翔side ページ24
ズキンズキンと忘れていた痛みが蘇る。
ソファーに座っちゃえばよかったんだけど、そこまで辿り着く前に限界が来てしまった。
雅「翔ちゃん！？」
翔「っつ…」
その場に蹲ってしまった俺に、雅紀がすっ飛んでくる。
大丈夫って立ち上がりたいんだけど、どうやら思っていたより重傷らしい。
和「ちょっとちょっと、どうしたの？！」
雅「さっき翔ちゃん、俺を庇ってくれたんだ…その時足痛めちゃったみたい…」
潤「大丈夫か？とりあえずソファー行こうか。」
潤と雅紀が両脇を抱えてくれて、ソファーに座らせてくれた。
靴を脱がされて露わになった足首は青く赤く腫れていて。
雅紀が泣きそうな顔になる。
雅「ごめんね翔ちゃん…俺のせいだ…」
翔「俺がバランス崩したのが悪いんだよ。お前もどこか痛いんじゃないのか？」
雅「俺は平気だよ。翔ちゃんが助けてくれたから。」
智くんが救護室で保冷剤をもらって来てくれて、熱を持った足首に当てられた。
肩を借りて病院に行けば先生にこっ酷く叱られちゃって。
隣でニノがクスクス笑うしさー。
和「翔ちゃん怒られてやんのーっ。」
翔「う、うるさいよ！」
和「誰にも言わずにあんな激しいダンス踊るから〜。こんなに腫れてて痛くない訳ないじゃん。」
智「ほんとに痛くなかったなら俺より鈍感だな。笑」
酷い捻挫って言われたのにこんなガッツリ固定するなんて大袈裟だなぁ。
松葉杖もいらないってば。
歩けるんだから。
潤「ダメだよ翔くん。足は治り遅いんだし、痛む間はなるべく使わないようにしないと。」
雅「俺が翔ちゃんの足になる！俺の責任だしさ…翔ちゃん、頼ってよね！」
翔「みんなも大袈裟だよ〜。」
和「また先生に怒られたいの？素直になりなさいって。」
あんまり大袈裟にされると雅紀が気にしちゃうじゃん。
今は笑顔で肩貸してくれてるけど、ふと表情が暗くなるんだ。
だから大丈夫だよって俺は出来る限り笑っていたい。
もちろん痛いけどね…
雅「翔ちゃん、階段危ないよ。おんぶしてあげる。」
翔「重いよ？雅紀潰れちゃう。」
雅「何言ってんのー。また痩せたでしょー翔ちゃん。」
軽々背中に乗せられて。
強がるより素直に甘えた方が雅紀も楽になるかなぁ。
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風月(プロフ) - 楽しく書いていきますが、それ以上に皆様に楽しんで頂けるように努めていきます。引き続きよろしくお願い致します！ (2014年11月2日 16時) (
レス) id: 2bb52e5072 (このIDを非表示/違反報告)
風月(プロフ) - 皆様コメントありがとうございます。思うように更新出来なくて、読者の方々にこれじゃ失礼だと感じておりました。楽しみにして頂けてる以上、責任を持って発言しなくてはいけないと反省しています。次からpart11に突入致しますので、心機一転頑張っていきます。 (2014年11月2日 16時) (レス) id: 2bb52e5072 (このIDを非表示/違反報告)
桃 - 私ははなさんの意見もわかる気がします。お話面白いし、楽しみにしてるからこそそう思うのかも。ツイッターも「更新します！」じゃなく「更新しました！」でいいのではないでしょうか？はなさんのおっしゃってることはそう言う意味だと私は感じました。 (2014年11月2日 16時) (レス) id: c7b2c03bae (このIDを非表示/違反報告)
ペリぺり - この小説が、本当に大好きです！何があっても私は、風月さんを応援しています^_^ (2014年11月1日 22時) (レス) id: e181459e50 (このIDを非表示/違反報告)
さおり(プロフ) - この小説、私も好きですよ！風月さんのペースで更新して下さいね。 (2014年11月1日 18時) (レス) id: c9e662af03 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：風月
| 作成日時：2014年8月12日 14時
