◆悪夢再び 雅side ページ12
忘れ物を取りに階段を駆けあがった時に、いきなり胸に走った激痛。
忘れるはずも無い、あの痛みだった。
雅「っっ…さい、あくっ…」
いつもなら何てこと無い運動も息切れが酷くて、自分で身体に何が起こっているのか分かるには十分。
早いとこ病院行かなくちゃ…って思ったんだよ。
それが今朝の話。
そしてその日の夕方、俺は今4人に囲まれてソファーに腰掛けている。
翔「病院行こう？な？」
雅「だってっ…まだ、撮影…」
和「だいぶ痛むでしょ？無理したらまた辛い思いしちゃうよ…」
下向いて言うニノちゃんは、「寂しかったんだから…」って小さく呟く。
あの時、辛い思いしたのは俺だけじゃ無かったんだ…
嬉しいような、悲しいような、複雑な気持ち。
雅「いぃっ…っっ、…」
潤「ほら雅紀。座ってるだけでも辛いんだから、収録なんて無茶だよ。」
智「顔色悪くなってきたよ。我慢しないで早く病院行こう？」
１本目の収録が終わって楽屋に戻る途中。
胸に激痛が走って思わず立ち止まったもんだから、勘の鋭いニノちゃんが気付いちゃったんだよね。
本当なら収録中止なんて絶対やっちゃいけない事だけど…
みんなに説得されて折れてしまった。
きっと今のまま収録やっても最後まで出来るか分かんなかったし…
潤「和、一緒にスタッフさんとこ行こう。翔くん達は雅紀任せていい？」
翔「うん。もし入院になったら着替えとか持って来てもらえる？」
和「もちろん。相葉さん、翔ちゃんと大野さんいるから心配要らないからね。」
俯いて頷くことしか出来ない俺は、翔ちゃんに身体を支えられて病院に向かった。
やっぱり診断結果は肺気胸。
入院も想定内ですよ…
雅「へへっ。ごめんね、大人しくしてすぐ治すから。」
智「焦らなくていいよ？」
表では笑って見せてるけど、内心は地獄に突き落とされた気分。
またあの悪夢が繰り返されるのか…って。
どんなキツい仕事よりも入院期間が１番辛かったんだから。
せめて家に帰りたい…
静かな病室で肺に負担掛けないように安静に安静に…
そんな事してる間にみんなに置いて行かれる気がしてさ…
雅「っ…」
夜中誰にも気付かれないように病院を抜け出した。
もちろん、家を目指して…
◆悪夢再び 翔side→←ALL 5人に守られて 潤side
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風月(プロフ) - 楽しく書いていきますが、それ以上に皆様に楽しんで頂けるように努めていきます。引き続きよろしくお願い致します！ (2014年11月2日 16時) (
レス) id: 2bb52e5072 (このIDを非表示/違反報告)
風月(プロフ) - 皆様コメントありがとうございます。思うように更新出来なくて、読者の方々にこれじゃ失礼だと感じておりました。楽しみにして頂けてる以上、責任を持って発言しなくてはいけないと反省しています。次からpart11に突入致しますので、心機一転頑張っていきます。 (2014年11月2日 16時) (レス) id: 2bb52e5072 (このIDを非表示/違反報告)
桃 - 私ははなさんの意見もわかる気がします。お話面白いし、楽しみにしてるからこそそう思うのかも。ツイッターも「更新します！」じゃなく「更新しました！」でいいのではないでしょうか？はなさんのおっしゃってることはそう言う意味だと私は感じました。 (2014年11月2日 16時) (レス) id: c7b2c03bae (このIDを非表示/違反報告)
ペリぺり - この小説が、本当に大好きです！何があっても私は、風月さんを応援しています^_^ (2014年11月1日 22時) (レス) id: e181459e50 (このIDを非表示/違反報告)
さおり(プロフ) - この小説、私も好きですよ！風月さんのペースで更新して下さいね。 (2014年11月1日 18時) (レス) id: c9e662af03 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：風月
| 作成日時：2014年8月12日 14時
