何サマ？俺様。社長サマ！

１８ ページ18

私は社長を起こすために…寝室へと行く。




今は多分６時を少し過ぎたところ。




いちよコンコンとノックをする。



……やっぱり反応がない。




そしてそのままドアを開ける。




ドアを開けると目を引くのはキングサイズの大きすぎるベッド。




そしてそこで気持ちよさそうに寝ている社長。




社長の横まで歩く。



社長はまだぐっすり。





寝顔はどこか幼くて…。




可愛い、と思ってしまう。




……社長。




私＿＿＿＿＿あなたの事が好きなんですよ？





何て心の中で思いながら社長の寝顔を見つめる。





私は…社長に恋をしてしてしまった。




でも当然のことだと思う。




あれだけ俺様だけど、仕事は真面目にするし。




イケメンだし、本当は優しいし。




それに毎日あんなことされたら＿＿＿＿＿＿＿誰でも惚れてしまう。




「……はぁ。」





本当に社長は罪な人だ。




私の事を何も思ってない癖に。



あれだけ甘い言葉を私に囁く。



フッと、自虐的に笑いながらも気合を入れ直す。




よっし。




今日も＿＿＿社長に誤って告白しないように。




ただの秘書を演じて……自分の気持ちを隠し通すのよ。





「社長？朝ですよ？」




まずは社長に耳元で声をかける。




……反応なし。



スヤスヤと寝続けている。



……寝ている姿も可愛いんだけどなぁ。



起こすのがもったいないほどだ。





こんな可愛い姿で寝ているのに、起きたら傲慢極まりない。





…んもう。




そして次は強く揺する。




「しゃーちょーーー！おーきーてー！」

１９→←１７

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す