【文スト】髪も乱れて羅生門【芥与】【激甘】

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其の強く恐ろしい、然し乍ら美しさを秘めた眼差しには、マフィアの鬼札も怯ませる力がある模様。


「っ…善い、僕にに有利な取引だ。買った」

「其れでこそマフィアだよ」

「…女医、貴様なら此奴を如何する」


徐に、芥川は、其の黒い異能で縛り上げた敵頭を彼女に突き付けた。
与謝野は顔を少し歪ませるも、直ぐに又冷静な笑みを浮かべて問いに答える。


「後は警察の仕事だろ？妾達には関係無いさ。生きた侭渡しゃ善いんじゃ無いのかい？」

「ふっ、奇遇だな。賛成する」



芥川は気絶して動かない其れを引き摺る様に歩き出した。
与謝野も無意識に後を追う。


「アンタの異能、中々便利なモンだねェ」

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