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2人で暮らすには少し広い部屋だけど
お互い仕事で使う物も多いだろうという事で
それぞれの部屋と一緒の寝室には大きめのベッド
『今日からここで一緒に暮らすんだね!
…えへへ、幸せだ』
角「俺もだよ
A、大好き」
Aを抱きしめると香る甘く優しい香りと
抱きしめた腕から伝わる温もりにひどく安心する
『明日も早いし今日は寝よっか』
角「じゃあ一緒にお風呂はいる?」
『だ、だめ!…まだそれは心の準備が…』
角「…あんまり待てないから頑張ってね?」
分かりやすく照れて焦って
そんなAが可愛くてついつい意地悪してしまう
『倫くんのいじわる!
もう、先にお風呂はいっちゃうからね!』
ほんと可愛い…
俺、この調子で理性保つかな?
ソファーに座りテレビをつける
明日からまたAは画面の向こう側になる
角「…遠くなるな」
芸能人だとかっこいい人もいるだろう
まぁ、Aなら確実にモテる
ちゃんと自分で断るだろうし
マネージャーさんもいるから大丈夫…だよな?
『どうしたの?難しい顔して』
お風呂上がりの赤く染まった頬
濡れた髪がまた色っぽい
角「Aが芸能界に戻ったら
モテちゃうんだろうなーって」
『大丈夫だよ!私は昔から倫くん一筋だし
曜さんが側で守ってくれるから!』
笑顔で俺の不安を吹き飛ばす
ほんとAには敵わない
角「そうだね
ほら、髪乾かしてあげるから」
自分の足の間にAを座らせ
手に持っていたドライヤーを取り髪を乾かす
角「…A、ありがと」
『なーにー?聞こえないよー!』
角「なんでもなーい」
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作者名:しゃな | 作成日時:2021年4月9日 19時