アイドルやってた幼なじみとの未来の話【角名倫太郎】 (ページ13)

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『九州っていいよねー！美味しいものたくさん！』

角「今度は2人で旅行で来ようね」

九州3日目、恒例のAとの電話

練習や試合の疲れもAの声で癒される

『明日は福岡で試合だね！
…私も応援行きたかったなー』

角「Aも仕事だししょうがないよ」

本当は俺もAに観てもらいたいけど…

『行ける時は必ず応援に行くね！』

角「ありがとう」

＿＿＿…なんて会話をしたのは昨日の夜

『来ちゃった！』

古「ほ、本物！？」

何でAがここに？

『実はね、明日のお昼こっちで仕事があって
曜さんに頼んで早めに前乗りしたの！

ちなみに早めに終わるから
明日の夜の試合も応援に来る予定です！』

俺のグッズをばっちり身につけ、準備万端…

いや、いつ買ったの？

角「びっくりするから教えてよ」

『びっくりさせたかったんだもーん！』

ほんと俺、Aの笑顔に弱いな

…怒れないじゃん

来てくれたのはむしろ嬉しいし
俄然、負けられなくなったな

『差し入れ、スタッフさんに渡したから
後で食べてね！

かっこいい倫くん期待してます！頑張ってね！

古森さん、ですよね？
いつも倫くんがお世話になってます！

古森さんも頑張ってくださいね！』

俺と古森に声をかけると観客席に戻っていった

古「名前呼ばれた…頑張ってって…」

角「…古森はついでだから」