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○40 ページ48

you side



倫くんがねだったのは私がはじめて作詞した曲
…倫くんを想って書いた曲




気づいたらね、最後のセリフの前に"倫くん"って…





でも一度溢れた気持ちを
止めることなんてできなかった




『私ね、倫くんが初恋なの
この曲もね、倫くんのこと想って書いた…



活動休止してここに来たのも
倫くんの隣で高校生活を過ごしたくて



ごめん、私どうしても諦められたくて
私、倫くんのこと…!』





気づいたら倫くんの腕の中にいた



角「ねぇ、その先は俺に言わせてよ」




近づいた距離のせいでいつもより近く…
耳元で倫くんの声がした




一度、身体をはなされ向かい合う





角「A、好きだよ
ずっとずっと好きだった


Aがこっちに来てから俺がどれだけ嬉しかったか…



ねぇ、同じ気持ちってことでいいんだよね?

それなら遠慮しない




A、好きだよ




…俺の彼女になってください」





倫くんの口から紡がれた言葉は
全部私にとって都合がいいものばかり



だって倫くんが私を好きって…



角「返事、聞かせて?」




『私も、倫くんが好きです…



私を彼女にしてください!』





私の言葉を聞くと倫くんに抱きしめられた

たくさん"好きだよ"って言ってくれた





きっとこの時、私は世界で1番
幸せだったと思う

作者より→←○39



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作者名:しゃな | 作成日時:2021年2月12日 19時

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