茅ヶ崎至の彼女の話【A3!】 (ページ44)

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至side

『んー！美味しい！』

頬を緩ませながらあんみつを
美味しそうに食べてるAを見てるだけで
俺まで笑顔になってしまう

お昼は旅館近くの有名なお蕎麦屋さん

それから少し散歩をして今は

『はい、至さん！あーん…』

今日はいつにも増してAから
かまってくれる

至「うん、美味しい」

『至さんのも、一口食べたいです』

う、可愛い…

上目遣いでおねだりなんて
普段こんなことしないんだよね、恥ずかしがって

至「はい、あーん」

『こっちも美味しいですね！』

至「いつもより甘えてくれて嬉しいよ」

『だって今日はせっかく至さんのこと
独り占めできるんですから！

いつもよりたくさん甘えないと！

そうだ！この近くで貸し浴衣のお店ありましたよ！

至さんの浴衣姿、見たいです』

そんな可愛い顔しておねだりされたら
叶えないわけないよね

至「じゃあ着替えたら少し散歩しよっか」

『やった！』

食べ終わるとお会計を済ませ
手を繋いでお店に向かう

『可愛いのばっかですね！迷うな～』

キラキラとした目で浴衣を選ぶ俺の嫁さすが

『じゃあ着替えてきますね！

…至さんの浴衣姿楽しみにしてます』

笑顔で手を振るAと別れて
俺も浴衣に着替える

俺の方が先に着替え終わってAを待つ

『お待たせしました！』

大好きな声に振り返ると…

至「…天使」

紺色の浴衣はいつもより大人っぽく見せ
髪は纏められ頸があらわになってる

うん、めちゃくちゃいい