ひとりでおつかい 2 ページ48
︙
「なにやってんのお前ら」
ぱっと聞いた感じ 壱馬さんみたいな口調
でも違う
彼は、いつもとは正反対のドスの効いた声で私の周りの男の手を払い除けた。
奥二重の目が尖って見えるくらい鋭くて、
広い背中から凄い覇気が伝わってくる
A「.......しょ、しょーへいくん.....」
「ちょっと兄さん何 (笑) もしかしてこの会社の人〜?」
「あ、あれじゃね?見たことあるわ、なんだっけ。
そーだ、浦川っていう猿見てえなやつ!」
「あー、なんか見た事あるわ。くっそ馬鹿みてえなことしてる奴だろ? やば 、そんなキャラが無理してかっこつけんな (笑) 」
翔平「.....うっぜーな 」
思わずビクついた。
聞いたことないくらい低くて、心底軽蔑したような声。
後ろにいても相当怒っているんだと分かるくらい、言葉に相当なトゲがある。
まるでしょーへいくんじゃないみたい
「うっぜーとか誰に言って.......」
翔平「A戻ろ。 荷物持つわ。」
A「え、あ、」
「おいコラ待てって。浦川くんさぁ、俺らみたいな貴重なファン無視っていいわけ〜?」
「こいつどーせアンチばっかだろ?
男ファンに媚び売っとかなくていいのかよ〜。」
下品な目線が私に向けられる。
何言われても基本言い返せるけど、アンチのこと言われると、さすがの私もしょげてしまう。
少し涙が目に溜まったとき、翔平さんが突然男の顔ギリギリの所まで近づいた
「おわっ、んだよてめ」
翔平「そのレベルの脳みそでこいつのファン名乗んなよ。」
「.......はぁ?いい加減に」
翔平「それでも名乗りてえなら俺ら16人に許可取ってから言え。
なんなら今からでも会う?A、陣さんに電話して。クソみたいな奴らにホテル連れてかれそうになったけどファンらしいから全員に会わせたいって」
A「は、はい!じんさん、じんさん」
「はぁ!?ざけんな!!!」
「もう行こーぜ。めんどくせえし萎えたわ。」
2人の男たちは16人の屈強な男たちにビビったのか、あっさり退散していった。
しばらく翔平さんの背中で呆気に取られていたが、
はっ として前方に回り、彼に向き合った
私が何か言う前に、突然さっきまで凛々しかった顔が綻んだ
翔平「.......まーじで、よかった」
︙
続く (更新停止中) お気に入り登録で更新通知を受け取ろう
←ひとりでおつかい
1762人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「THERAMPAGE」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
おしお - 面白くて一気に読んじゃいました!続きが見たいです!更新してほしいです! (2020年6月5日 9時) (レス) id: 9ab6e33145 (このIDを非表示/違反報告)
ai(プロフ) - STAY HOMEで久々に読み返してたら、続きが読みたくなりました! 更新してほしいです〜!! (2020年5月8日 14時) (レス) id: f640fa464a (このIDを非表示/違反報告)
ひな - はじめまして!すごくすごく面白くてあっという間に読み進めてました!これからも楽しみにしています!応援してますっ! (2019年12月21日 1時) (レス) id: a756f2870a (このIDを非表示/違反報告)
やなぎ(プロフ) - 週刊誌の見出しのネーミングセンスに声出して笑いました (2019年11月4日 20時) (レス) id: 9fa79fa5ce (このIDを非表示/違反報告)
s!ma(プロフ) - ラブホテルで愛の武者修行と男性ファンにTHROW YA FISTとかネーミングセンス高すぎて吹きましたwwwwwww最高です(笑)毎回すてきなお話で更新とても楽しみにしています! (2019年11月4日 14時) (レス) id: 457760168e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:しゃん | 作成日時:2019年2月11日 0時