史上最凶の執行官2 ページ2
全身黒ずくめのゴスロリに、ツインテールに結い上げられても腰より下まである銀髪、左目を覆う眼帯…異様な点を挙げればキリがない程不思議な格好の女の子
霜「えっと…何その格好、ふざけてんの?あと、さっきのハッキングがこの子の仕業ってどういう事ですか、常守監視官」
宵「別にふざけてるつもりは無いです…あとここのハッキングくらい、この左目があれば朝飯前です」
そう言って彼女が眼帯を外すと、その下から蒼く光る左目が現れた
───オッドアイ
彼女の場合は、右目が黒、左目が青のオッドアイだ
宵「私の左目には人体実験により、マイクロチップが埋め込まれています。10台ほどのパソコンであれば一気に操作することが可能です」
だからこの部屋のパソコンを一気にハッキングできたのか…確かに機械の処理能力は高いな
常「…という事なので、宵宮さんは解析担当として唐之杜さんと後方支援に回ってもらいます。ただ…この中の誰よりも戦闘能力もずば抜けて高いので、危険な現場には行ってもらおうと考えています」
という事は…
「つまり、左目以外にも人体実験で影響を受け、能力が大幅に向上した部分がある…」
宵「はい、宜野座伸元執行官。あなたと同じ様に左腕が義手、さらに私の場合は両脚も義足です」
「!?…それをいつ調べた」
宵「事前に調べておきました。あなたが霜月美佳監視官。あなたが六合塚弥生執行官。先ほどお話に出てきたのは、分析官の唐之杜志恩さんですね。」
霜「うわぁ…危険人物」
宵「もちろん皆さんの過去も調査済みですが、触れられたくないことの一つや二つあるでしょうから。むやみに黒歴史に触れたりはしません」
そう言う彼女の目には全く光が宿っていない
宵「とりあえず───」
『エリアストレス上昇警報発令。エリアストレス上昇警報発令』
「「「!?」」」
常「と、とりあえず現場に急行しましょう!!」
続く (更新停止中) お気に入り登録で更新通知を受け取ろう
←史上最凶の執行官
7人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:しゃるる | 作成日時:2017年11月16日 9時