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Kr「俺姉貴いてさ、すこぶる優秀なんだよね。
それで俺は親から、姉以上の期待を背負わされた。
長男なんだから姉より優秀に って」
きりやんの声が涙声になる。必死に、泣くのを我慢しているように見えた。
Kr「そんなプレッシャーに耐えきれず中学受験でつまづいて、白尾学園に入学した。
でも俺、行けなくってさ。
親父には怠け病と勘違いされて、言われたよ。情けない って」
きりやんの気持ちが伝わって、こっちも目頭が熱くなる。
Kr「俺を姉より優秀にしてください
…情けないだろ、神頼みでしか、俺はどうしようもないんだ」
苦笑するきりやんの首根っこを捕まえて、抱き寄せる。
A「情けなくなんかないよ」
Kr「A…でも、俺は」
A「きりやんは自分を責めすぎ。もっと家族を責めなよ。
俺と姉を重ねるなって」
ぼろぼろと、きりやんの金色の瞳から涙があふれ出す。
A「きりやんは優しいから、ちゃんと言いたいことが言えなくなっちゃうんだと思う」
私と、おんなじで。
A「もっと言いたいこと、家族に伝えて。
好転するなんて無責任なことは言えないけど、それでもお父さんが無責任に、情けない なんて言うことはやめるはずだよ」
勘違いされて、きりやんはどんな気持ちだっただろう。
絶望か、呆れか、落胆か。
考えただけで辛くて、涙が出た。
Kr「そっか…」
きりやんが私を抱きしめ返す。
Kr「最初から、辛いって言えば良かったんだ…」
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今更ながら設定を追加しました。この物語の主人公は赤目ということにしておいてくださると物語に矛盾がなくなると思います。
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和日(プロフ) - アイビーさん» アイビー様、コメントありがとうございます。ワイテルズに興味を持っていただけて光栄です。作品の行く先を見守っていただければと思います。 (2023年2月2日 21時) (
レス) id: 5502199b9c (このIDを非表示/違反報告)
和日(プロフ) - 丸餅焼き林檎さん» 丸餅焼き林檎様、コメントありがとうございます。かがみの孤城が好きな方に楽しんで頂けて光栄です。完結まで定期的に更新予定なので、ご期待頂ければと思います。 (2023年2月2日 20時) (レス) id: 5502199b9c (このIDを非表示/違反報告)
アイビー - かがみの孤城は前から見ていたけど、ワイテルズもこの作品でもっと好きになりました！ (2023年2月2日 20時) (レス) @page35 id: c6900beb80 (このIDを非表示/違反報告)
丸餅焼き林檎 - コメント失礼します。元々の小説かがみの孤城がとても好きで何回も読み返してる時期もあったんですよ…なので好きな実況者様でかがみの孤城パロはとてもありがたいです…！是非体調などにも気をつけて更新頑張ってほしいです、応援してます。 (2023年2月2日 18時) (レス) @page34 id: 3de321a9f8 (このIDを非表示/違反報告)
和日(プロフ) - 夜月さん» 夜月様、コメントありがとうございます。私もかがみの孤城に衝撃を受けてこのパロを書き始めました。楽しんでいただけると幸いです。 (2023年2月1日 15時) (レス) id: 5502199b9c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：和日 | 作成日時：2023年1月27日 18時
