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きんときが目覚めたのは、それから一時間弱が経った時だった。
Kn「…ぅ、ぁれ…？」
部屋のベッドに寝かされたきんときが目を覚ます。
「「「きんとき！！」」」
シャークん、きりやん、後から来た3人も、そして私もきんときの名を呼ぶ。
Kn「おれ…」
Br「城に入った途端倒れたって聞いたよ。大丈夫？」
Kn「ああ…」
そこまでの記憶はあるようで、きんときが横になったまま私を見る。
Kn「Aちゃん見たら、安心して気が抜けちゃった」
A「…馬鹿。なんでそんなになるまで無茶したの」
ぼろぼろと、涙がこぼれた。止めようとしても止まらなくて、きんときはそれを見て目を見開く。
A「怖かった…きんときが倒れて、本当に怖かった」
きんときが上体を起こし、私を抱きしめる。
Kn「ごめん…ごめんね、Aちゃん」
暫く私は泣き通しで、皆に慰められた。
Kn「俺の友達がさ、いじめられてて」
私が落ち着いた頃、きんときが話し始めた。
Kn「情けないんだけど俺、怖くって。友達を助けることも寄り添うことも、見ていることも出来なくて不登校になった」
きんときは顔の傷を指差し言う。
Kn「こっちは友達庇っていじめっ子に殴られて、こっちは友達に殴られた。
今更何だよって。当たり前だよな」
Sm「そんな…」
スマイルが言葉を失う。誰もが同じ気持ちだった。
Kn「友達に殴られて、無性に皆に会いたくなってさ」
A「それで…」
Kn「皆と会って元気出た。明日からも針のむしろだけど、頑張れるよ」
きんときはあくまで笑顔で言う。そんなきんときに、私はまた涙がこぼれそうになった。
A「…きんとき」
Kn「どうしたの、Aちゃ…わっ」
私はきんときを抱きしめた。
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和日(プロフ) - アイビーさん» アイビー様、コメントありがとうございます。ワイテルズに興味を持っていただけて光栄です。作品の行く先を見守っていただければと思います。 (2023年2月2日 21時) (
レス) id: 5502199b9c (このIDを非表示/違反報告)
和日(プロフ) - 丸餅焼き林檎さん» 丸餅焼き林檎様、コメントありがとうございます。かがみの孤城が好きな方に楽しんで頂けて光栄です。完結まで定期的に更新予定なので、ご期待頂ければと思います。 (2023年2月2日 20時) (レス) id: 5502199b9c (このIDを非表示/違反報告)
アイビー - かがみの孤城は前から見ていたけど、ワイテルズもこの作品でもっと好きになりました！ (2023年2月2日 20時) (レス) @page35 id: c6900beb80 (このIDを非表示/違反報告)
丸餅焼き林檎 - コメント失礼します。元々の小説かがみの孤城がとても好きで何回も読み返してる時期もあったんですよ…なので好きな実況者様でかがみの孤城パロはとてもありがたいです…！是非体調などにも気をつけて更新頑張ってほしいです、応援してます。 (2023年2月2日 18時) (レス) @page34 id: 3de321a9f8 (このIDを非表示/違反報告)
和日(プロフ) - 夜月さん» 夜月様、コメントありがとうございます。私もかがみの孤城に衝撃を受けてこのパロを書き始めました。楽しんでいただけると幸いです。 (2023年2月1日 15時) (レス) id: 5502199b9c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：和日 | 作成日時：2023年1月27日 18時
