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今日も一日、学校を終えて自転車で帰路につく。
途中、寄り道をしてケーキ屋に寄る。
A「ショートケーキと、それからゼリーを2つ…それから…」
7人分のケーキを購入して、店員さんからケーキの箱を受け取った。
7人分となるとそれなりの重さになるようで、経験のない重みに思わず微笑む。
「きっもー！何独りで笑ってんの？」
心無い言葉が私に刺さる。声の方を振り向くと、同じ学校の子がいた。
いつも私をいじめてくる、あの子達だ。
A「別に、あなた達には関係のないことだと思うけど」
「はーうっざ。買い食いってぇ、しちゃいけないんですよぉ？」
うちにそんな校則はないし、これは皆で食べるから買い食いじゃない。
そんなこと思ったってこの子達には通用しなくって、ケーキの箱を奪い取られた。
「え？重くね？どんだけ食べる気だよこのデブ」
A「返せ！！」
声を荒げるも、その子はケーキが入った箱を手放した。
がさ、と音を立てて、ケーキの箱が落ちてしまった。
いじめっ子達はきゃはは と笑いながら、どこかに行ってしまった。
A「あーあ」
皆とお茶会するために、買ってきたのに。
とりあえずケーキの箱を拾い上げて、私は自転車に乗って家に帰った。
A「どうしよう、これ…」
開けるのも憚られるケーキの箱を前にして、ため息をつく。
目頭がじわりと熱くなって、慌てて抑える。
これくらい、なんてことない。
一応持って行くだけ持って行って、落としちゃったって言って謝ろう。
制服を着替えてから、私はケーキの箱片手に鏡の奥へ向かう。
いつものように6人、本の間でそれぞれ過ごしていた。
Kr「お、来た来た、おはよ」
「「はよ」」
Br「おはよ〜」
Kn「おはよう、Aちゃん」
Na「おはようA！それ、もしかしてケーキ！？」
近づくNakamuを、制しようとして、手を前に出す。
A「おはよ、そうなんだけど、実は…」
Na「やったー！！」
Br「紅茶、用意してきたよ」
Broooockが魔法瓶片手に言う。前もって計画していたからこそ、起きた悲劇だ。
Nakamuが私の手にあるケーキの箱を開いて、そして固まった。
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和日(プロフ) - アイビーさん» アイビー様、コメントありがとうございます。ワイテルズに興味を持っていただけて光栄です。作品の行く先を見守っていただければと思います。 (2023年2月2日 21時) (
レス) id: 5502199b9c (このIDを非表示/違反報告)
和日(プロフ) - 丸餅焼き林檎さん» 丸餅焼き林檎様、コメントありがとうございます。かがみの孤城が好きな方に楽しんで頂けて光栄です。完結まで定期的に更新予定なので、ご期待頂ければと思います。 (2023年2月2日 20時) (レス) id: 5502199b9c (このIDを非表示/違反報告)
アイビー - かがみの孤城は前から見ていたけど、ワイテルズもこの作品でもっと好きになりました！ (2023年2月2日 20時) (レス) @page35 id: c6900beb80 (このIDを非表示/違反報告)
丸餅焼き林檎 - コメント失礼します。元々の小説かがみの孤城がとても好きで何回も読み返してる時期もあったんですよ…なので好きな実況者様でかがみの孤城パロはとてもありがたいです…！是非体調などにも気をつけて更新頑張ってほしいです、応援してます。 (2023年2月2日 18時) (レス) @page34 id: 3de321a9f8 (このIDを非表示/違反報告)
和日(プロフ) - 夜月さん» 夜月様、コメントありがとうございます。私もかがみの孤城に衝撃を受けてこのパロを書き始めました。楽しんでいただけると幸いです。 (2023年2月1日 15時) (レス) id: 5502199b9c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：和日 | 作成日時：2023年1月27日 18時
