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伊「ねえ、ひかる!そんなに心配なら見にいけばいいでしょ」


お昼休憩。お弁当。楽しい時間のはずが、さっきからチラチラと保健室を見てしまう俺に気づいた伊野尾ちゃん。あのね、いいこと言っているようで顔がにやにやなんですよ、伊野尾さん。


光「別にいいよ。俺が行ったとこで。てかそんな心配じゃないし!別にさ」


俺の言葉も虚しく、弁当を持って伊野尾ちゃんに強引に手を引かれやってきたのは保健室。最近俺ここ来すぎだろ、常連かよ。なんて、1人ノリツッコミを心の中でしている間に、伊野尾ちゃんが保健室に入って行ってしまった。これは…行くしかない。戻ったところで一緒にご飯食べる人いないし…

しょうがない。

頭の中で言い訳を考えてからドアを開ける。そこにはもう先ほどと変わらない薮の姿があった。ソファに座って弁当を食べているらしい。


伊「ほら、ひかるが一緒にご飯食べたいって、食べてやってよ薮」

光「っは?!、ちょ、ちょっと伊野尾ちゃん、そんなこと言ってないし、ひどいよ…」


伊野尾ちゃんに助けてよと視線を送るも、にたにた見てくるだけで訂正してくれない。

気づかぬうちに、薮に腕を引かれていた。


薮「わかってるって、ひかるが言ってないことなんて。でも来てくれて嬉しい、ありがとな」


目を細めて、本当に愛おしそうに撫でるもんだから、また顔が熱くなる。
恥ずかしい奴だ。


伊「ではでは、お楽しみください、俺は彼氏とイチャイチャしてきますう♡」

光「え、伊野尾ちゃん!」


シーンとする保健室。またも薮とふたりきりだ

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作者名:れもん。 | 作成日時:2018年5月27日 17時

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