mind# ページ13
らいむとれもん。2の change/give me a…/answer の続き
yb
あれから余裕がなくなってきていた。
それは中島が八乙女を好きになったのが俺よりも前だと知り、それがやけに悔しかったからか。
それとも中島がやけにイケメンだからか。
おそらくその両方だろう。
だけど、なんて言っても今日は体育祭だ。これはかっこいいところを見せるのにもってこいの行事。選抜リレーにも選ばれているし、騎馬戦だって上がいいとねだり強い男子に支えてもらい上を勝ち取った。中島と俺の一騎打ちだ。
周りの奴らは、俺らが八乙女が好きだと気付いているのだろうか。どっちにしろ、お互いは気づいているのだから楽しみでしょうがない。
サッカー部キャプテンの名にかけて、絶対勝ってやるし。
外でアップをしていると、伊野尾とともに椅子を運ぶ八乙女を見つけた。何故か荷物が多くて大変そう。なんだあれ、あのノートとペンいるのか?体育祭に?
薮「八乙女〜!と、伊野尾、おはよう」
笑顔で駆け寄ると、俺はついでかよって笑う伊野尾と、俯いてボソッとおはようと答える八乙女。くぅ〜っ、可愛い。
薮「八乙女荷物多くね?ほら、椅子持ってやるから」
断りも得ず椅子を奪い、ひょいと肩に担ぐと、驚いて顔を上げた八乙女が目を丸くして、一段と可愛かった。
中島なんかに、渡すもんか。
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作者名:れもん。 | 作成日時:2018年5月27日 17時