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プロポーズは突然に ページ10

『今日はユンギにこの前ぶつかってしまったことを謝罪しに来たつもりなのだけれど、勢い余ってプロポーズしてしまいましたわ。

喜んでくださっていいのよ。私は迫られることはあっても迫るのはこれが初めてなの。婚姻の儀はいつになさいます?』


そう言ってタブレットをヨンシクから受け取りスケジュールを開く。


YG「俺は、結婚に興味がありません」

『え?笑』

YG「…俺は、結婚しませんよ。

そちらにホソクとの話にその気が無いのであれば、仕方がないです。今回は申し訳ございませんでした。」


そう言って立ち上がるユンギ。


『ちょっと待ちなさい!今、断ったの?』

YG「ええ。」

『どう、して?』


信じられなかった。
私を断る男はこの人が2人目。さすがに私も聞き捨てならない。


YG「だから、結婚に興味が無いんです」

『で、でしたら結婚を前提にお食事でも!おすすめのシェフがいるの』


慌てて自身のスマホでレストランの予約を入れようとすれば


YG「結構です。高い料理は口に合わないので」


そう切り捨てられる。
ユンギはスーツのジャケットを手に持ち立ち上がる。


YG「…貴方とは、きっと価値観が合わない。

僕らの生活なんて貴方には到底理解のできないものでしょう。」


そう言うとユンギは玄関へ向かった。


HS「ヒョン!どこ行くんだよ」

YG「仕事。半休しか取ってねぇんだ。

悪いな、ジミナ。大人しく寝てろよ」

JM「……ユンギヒョンも身体に気をつけて」


バタンっとドアのしまった音。


気づけば時計の長い針が3つほど進んでいた。
あぁ、放心ってこういう事なのね。


HS「あの、ごめんなさい。ヒョンが酷いことを…」


声をかけてきたのはホソクさん。


『…いえ。ホソクさんが今回の話を断ったのはお兄さんのため?』


私が聞くとはにかんで頷く彼は余程兄が好き。


そう言えば、初めて顔合わせの時…



____『ホソクさんは卒業後の進路は決まってるのかしら』

HS「兄の会社に務めたいんです!そして、今の生活を兄と一緒に支えたいです。」____



そんなことを言っていた。


『そう。よかった。てっきり、私に至らぬ点があったのかと思ったわ』

HS「まさか!俺にはもったいないくらいAさんは完璧な方でした。」


手もつけずに冷めてしまったお茶を飲みきり荷物を持って立ち上がった。


『そういうことね』


いつしかのヨナの言葉を今理解した。

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しゃけ(プロフ) - みーさん» またまたコメントありがとうございます!ユンギ、かっこいいですよね(><) 最後まで応援ありがとうございました! (2021年3月27日 12時) (レス) id: a4bf069354 (このIDを非表示/違反報告)
みー(プロフ) - 今日最終章までありがとうございました、ユンギペンなので最後花嫁を奪うかんじかっこよかったですです!楽しく最後まで読ませていただきありがとうございました! (2021年3月27日 2時) (レス) id: be93945979 (このIDを非表示/違反報告)
しゃけ(プロフ) - みーさん» ものすごく褒めていただき嬉しい限りです(><) ありがとうございます! (2021年3月25日 23時) (レス) id: a4bf069354 (このIDを非表示/違反報告)
みー(プロフ) - めちくちゃ、面白いです!!普通すぎるコメントでごめんなさい。赤星に早くなってもらいたい、赤星レベルの作品なのに! (2021年3月25日 23時) (レス) id: be93945979 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:しゃけ | 作成日時:2021年2月18日 1時

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