運命の出会い? ページ4
YS「お、お嬢様ぁ!!!!お怪我はありませんか!?
あぁ、私ともあろうものが目の前から迫るお嬢様への障害物に気づかずこの役立たずな執事めをお叱り下さいませ!!!!」
あぁ……やかましい!
今はそれどころじゃないんだ。
私を支える彼。
そう、彼から目を離せない。
YG「……怪我、無さそうですね」
『え?』
パッと離されたからだは床に落ちる直前をヨンシクに支えられた。
YG「僕の不注意ですみませんでした」
床に散らばった資料をまとめて私に手渡すとそう言って颯爽と消えていった。
YS「お嬢様!?大丈夫ですか!?
あの男……お嬢様を雑に扱いやがって!」
『んもう!ヨンシクうるさい!!
これは、私の不注意でもあったから……か、彼に謝罪をしないといけないわね』
YS「いえ、謝る必要はありません。たった今あやつの雑な扱いのせいでお嬢様は怪我をしかけて…」
『謝罪するのよ!!今すぐ彼の素性を調べあげなさい!急いで!』
YS「ぎょ、御意!」
彼に支えられていた肩に熱を持つ。
こんなの、私らしくない。
YS「お嬢様、ご報告よろしかったですか」
お風呂上がり、スキンケア中にヨンシクは部屋にやってきた。
『ええ、いいわよ』
YS「今日ぶつかった男性のことです」
ドキッ
な、なに胸が跳ねてるの!?
ただの謝罪よ。……甘いものは好きかしら…
YS「彼の名前はミン ユンギ。BTSグループの副会長秘書です。」
『……なんですって?』
BTSグループ。
そこは、私の母親が経営する大手企業だ。
副会長といえば、母親のお気に入りのキム ソクジンさんじゃなかったかしら。
何が言いたいかと言うと
『なんでよりによってそんな憎い会社にいるのよ』
私から全てを奪ったBTSグループ。
私はその会社もトップである母親も好きじゃない。
そもそも、そのBTSグループがうちに何しに来てたの。
YS「謝罪は諦めますか?」
どこかにこやかに聞いてきたヨンシク。
『…ヨンシク。あの人に電話して』
YS「御意」
感謝しなさい。
このA様があなたのために大嫌いな母親に電話してまで人生初のお誘いをしてあげるのだから。
さぞかし前世はいい行いをしてきた男ね。
ヨンシクは自身のスマホから番号を探し発信をしたあとに手渡してきた。
ん?私のスマホ?
私のスマホにあの人の連絡先なんか入れてない。
見るだけで吐き気がするわ。
「はーい、なに?今度はバカAが何を?」
通話1秒で腹が立つ。
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しゃけ(プロフ) - みーさん» またまたコメントありがとうございます!ユンギ、かっこいいですよね(><) 最後まで応援ありがとうございました! (2021年3月27日 12時) (レス) id: a4bf069354 (このIDを非表示/違反報告)
みー(プロフ) - 今日最終章までありがとうございました、ユンギペンなので最後花嫁を奪うかんじかっこよかったですです!楽しく最後まで読ませていただきありがとうございました! (2021年3月27日 2時) (レス) id: be93945979 (このIDを非表示/違反報告)
しゃけ(プロフ) - みーさん» ものすごく褒めていただき嬉しい限りです(><) ありがとうございます! (2021年3月25日 23時) (レス) id: a4bf069354 (このIDを非表示/違反報告)
みー(プロフ) - めちくちゃ、面白いです!!普通すぎるコメントでごめんなさい。赤星に早くなってもらいたい、赤星レベルの作品なのに! (2021年3月25日 23時) (レス) id: be93945979 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:しゃけ | 作成日時:2021年2月18日 1時