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『 27 』 ページ28

それは勿体ない!!と、切ったばかりの受話器をまた手に取りコーヒー無しで紅茶2つミルク付きと注文する。



HS「Aちゃんってもしかして俺らの想像以上にボンビーちゃん?」



う…この先輩容赦ない。



『そ、そうですよ。家だって今にも壊れるんじゃないかってくらいボロボロの家ですもん。雨なんか降ったら寝れないですよ』



HS「え、なんで?」



『雨漏りです』




しばらく固まったあとさっきのようにお腹を抱えて笑う。もう、ホント惨めで恥ずかしい。なんでこんなこと話してるんだろう。こんなこと聞きたかったの?




『あの!要件はなんですか!』



HS「ははっ、それはお茶しながらね?」




一通り笑ったホソク先輩がそう言うと同時に綺麗な女の人が入ってきて手際よく紅茶を入れ始めた。




HS「初めてならストレートはあまり好きじゃないかも。ミルク、入れとくね」




女の人が帰った後にカップの横に置かれた白いミルクをツーッと入れるとよく聞くミルクティー色になった。いや、ミルクティーだから当たり前なんだけど…。




HS「はい、召し上がれ」




目の前に差し出されたミルクティー。



『あの、このカップも…』



HS「…? うちのブランドだけど」




も、持つのが怖すぎる!!




HS「ねぇー、飲ませて欲しいの???」


『ちがっ…自分で、飲みます』




震える手でそのカップを持ち、ゆっくりと口をつければ香りがスッと抜けて甘みが口に広がる。




『お…美味しい』



HS「でしょ?!やー、この味知らないのは損だよ!」



『…この味知らなくても私もおばあちゃんもずっと生きてきました』




ホソク先輩の言い方が少しだけムカついてしまって強い口調で言えば彼は焦った顔になってごめんと謝ってきた。




HS「…Aちゃんって学校楽しい?」




少しだけ気まずい空気の中、ホソク先輩のその言葉が流れるように入ってきた。




『え…?』



HS「そんな真剣に考えないで。ただの会話だからパッと思ったこと話していいんだよ。楽し???」




そう言う先輩は本当にただの会話をしているようでミルクの入っていない紅茶を1口飲みながら隣の観葉植物の葉に手を滑らせる。

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ちゃんまお(プロフ) - あいりさん» コメントありがとうございます!少しづつですが頑張ります! (2021年10月30日 21時) (レス) id: 573bbc7940 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃんまお(プロフ) - ミンチューさん» コメントありがとうございます!課題の合間に更新していきますね! (2021年10月30日 21時) (レス) id: 573bbc7940 (このIDを非表示/違反報告)
あいり(プロフ) - はじめまして。続きが気になります。 (2021年10月30日 17時) (レス) @page36 id: 7c13d4e2d6 (このIDを非表示/違反報告)
ミンチュー(プロフ) - 楽しみにしています!がんばってください!! (2021年10月28日 22時) (レス) @page35 id: 068249313c (このIDを非表示/違反報告)
ちゃんまお(プロフ) - ユウさん» ぎゃあああ!バカがバレてしまいました(T_T)ご指摘ありがとうございます! (2021年10月23日 21時) (レス) id: 573bbc7940 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ちゃんまお | 作成日時:2021年10月17日 0時

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