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『 12 』 ページ13

こんなのバレたら私はこの学校に居られなくなる。
テヒョン君の後ろを着いて歩くようにコソコソと中等部校舎を歩く私。
ジョングク君への恐怖とはまた別の恐怖で震えそうだ。



TH「あった。あれがジョングクの教室。


はい、行ってらっしゃい」


『えっ?一緒に来てくれないの?!』


TH「俺はここで見張ってるから行っておいで。何かあったら助けに行くから。ね?」



ニコニコと手を振るテヒョン君。
すごく、怖いけど…テヒョン君が近くにいると思えば少し心強かった。



中に入れば反省文を書きながら眠っているジョングク君。
その寝顔はテヒョン君に負けないほど美しく整った顔だった。あ、この子…絶対来年王子様って呼ばれる。



彼の目の前に立ち、手に持ったマンボーのキーホルダーを握りしめた。



『じょ、ジョンっ…JK「オンマ…」…!』


え?今、オンマって…言った?


JK「…オン、マ……ごめん、なさい…無くして…ごめんなさい…」



っ……謝らないでよ。
貴方は、悪くない。だからどうか泣かないで…。



彼の目から零れた涙をすくえば、綺麗なまつ毛が持ち上がった。

ゆっくりと起き上がって私の顔を見た瞬間にガタッと椅子から立ち上がる。



JK「…何しに来たんだよ。二度と近寄んなって言っただろ」


『…これ、返しに来たの』



マンボーのキーホルダーを彼に渡せば慌てるように私の手からそれを奪い取った。



JK「ほら、やっぱりアンタだった。人を困らせて楽しいわけ?ほんと性格悪い」



普段の私なら、ごめんなさいって謝って
逃げるようにここを去るんだろうな…。

でも、今日は違う。



"自分じゃないってちゃんと伝えて?"



テヒョン君に言われたんだ。
そのために一緒に侵入したんだ。



だから、言わなきゃいけないんだ。

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ちゃんまお(プロフ) - あいりさん» コメントありがとうございます!少しづつですが頑張ります! (2021年10月30日 21時) (レス) id: 573bbc7940 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃんまお(プロフ) - ミンチューさん» コメントありがとうございます!課題の合間に更新していきますね! (2021年10月30日 21時) (レス) id: 573bbc7940 (このIDを非表示/違反報告)
あいり(プロフ) - はじめまして。続きが気になります。 (2021年10月30日 17時) (レス) @page36 id: 7c13d4e2d6 (このIDを非表示/違反報告)
ミンチュー(プロフ) - 楽しみにしています!がんばってください!! (2021年10月28日 22時) (レス) @page35 id: 068249313c (このIDを非表示/違反報告)
ちゃんまお(プロフ) - ユウさん» ぎゃあああ!バカがバレてしまいました(T_T)ご指摘ありがとうございます! (2021年10月23日 21時) (レス) id: 573bbc7940 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ちゃんまお | 作成日時:2021年10月17日 0時

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