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『……もしもし』
警戒に塗れた彼女の声。心做しかいつもより声音が硬かったが、そんなことはどうでも良かった。穏やかな川のせせらぎのような、高嶺に咲く一輪の花のように可憐な彼女の声が壊れそうな精神を優しく包み込む。荒れ狂った情緒を少しずつ癒していく。
rbr「っあ、Aさ、？なぁ、Aさんはおれのこと、きらいなん？？いややでそんなの、だっておれは、おれはAさんのこと、だいすきなんやで、？なのに、なのにAさんはおれのこと、きらい、って、なんで、なんでや、おかしいやろそんなの、そんなわけないよな、なぁ？？あんなにすきって、いってたのに、おれ、Aさんのことだいすきやねん、だれにもわたしたくない、おれだけのAさんがええねん、ほかのひとなんてみたらあかん、おれだけでええから、Aさん、おれ、Aさんのことだいすきやで、？あいしてんねん！ほかのだれよりもすき、だからおねがい、おねがいやから、」
喉の奥から絞り出すように、震えた声で呟いた。
rbr「おれのこと、きらわんといて……」
苦しいほど重い沈黙。俺の啜り泣く声だけが、静まり返ったその場に小さく響く。ポロポロと頬を滑り落ちていく涙が滴り、ぱたぱたと音を立てて落ちる。何時間にも感じられた長い時間を経て、遂に彼女が口を開いた。
『……ごめん』
切り捨てるように冷えた声音で小さく呟き、彼女は電話を切った。ツー、と無機質な電子音が鳴り、俺の手からスマホが滑り落ちる。大きな音を立てて床を滑ったスマホの画面に映る彼女のアイコンと“通話終了”の文字。茫然自失状態に陥った俺は、只々その場で座り込み動けないままでいた。
その後のことは、よく覚えていない。
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でんぱぱん(プロフ) - え、好きすぎて叫びました(近所迷惑)rbrさんはメンヘラが1番合うんだよ！！って友に布教していた身なのですごく刺さりました…()なんかもうありがとうございます(?) (12月17日 22時) (
レス) @page17 id: a926ca659a (このIDを非表示/違反報告)
28(プロフ) - しゃけさん» ありがとうございますー！！！！！ (11月1日 21時) (レス) id: 3b5fe8f1f3 (このIDを非表示/違反報告)
しゃけ(プロフ) - え、やば…え、もう……言葉にできないくらいすきです……表現が素敵で……この短いお話でめちゃくちゃ楽しめました…！！ (10月29日 20時) (レス) @page17 id: 31b7e69329 (このIDを非表示/違反報告)
28(プロフ) - 小豆さん» ありがとうございます！！ (10月29日 17時) (レス) id: 3b5fe8f1f3 (このIDを非表示/違反報告)
28(プロフ) - おしちゃんさん» ｵﾜ~~ありがとうございます；；コメ主様の解釈で間違ってないです💪🏻温かいお言葉ありがとうございます〜！ (10月29日 17時) (レス) id: 3b5fe8f1f3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：28 | 作成日時：2023年10月28日 12時
