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rbr「……っあ、Aさん!!」





『……ロボロくん』






私を見るなり嬉しそうに駆け寄ってきたのは、隣のクラスの天野呂戊太くん基ロボロくん。彼とはあの一件以来そこそこ話すようになったのだが、私にはどうしても気がかりなことがあった。






rbr「んふ、偶然やね。もしかしたら運命かも……なぁ?」





『あ、はは……そうかもね』






それは、彼の異常なまでの執着。彼は“偶然”と言うが、あまりにも不自然なタイミングで現れることが多い。今だって、彼のクラスはとっくに帰ったはずであるにも拘らず平然と教室から出てきて、ドア前でばったり会ったことを“偶然”と呼んだ。此方を見つめるロボロくんの綺麗な桃色の瞳がきゅっと細められ、その奥に浮かぶドロドロとした感情が私の心胆を冷やしていく。息をするのも忘れてその場に立ち尽くしていれば、彼は私の手を自身の手に絡ませぐっと距離を詰めた。ふわり、と香った彼の柔軟剤の匂いに、私はハッと我に返る。






rbr「今日も一緒にかえろーや、帰りに甘いもん食うのもええなぁ… 」





『っ、ごめん』






私の顔をじっと見つめて、恍惚と陶酔をその目に滲ませる彼が怖くて仕方なかった。それと同時に喉元まで這い上がる吐き気に耐えきれなくなった私は、彼の手を振り払ってその場から逃げる。背中に突き刺さるロボロくんの視線が痛くて、その視線から逃げるように走った。階段まで辿り着いたところでちらりと後ろを振り返ったが、もう既にロボロくんは姿を消していた。

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でんぱぱん(プロフ) - え、好きすぎて叫びました(近所迷惑)rbrさんはメンヘラが1番合うんだよ!!って友に布教していた身なのですごく刺さりました…()なんかもうありがとうございます(?) (12月17日 22時) (レス) @page17 id: a926ca659a (このIDを非表示/違反報告)
28(プロフ) - しゃけさん» ありがとうございますー!!!!! (11月1日 21時) (レス) id: 3b5fe8f1f3 (このIDを非表示/違反報告)
しゃけ(プロフ) - え、やば…え、もう……言葉にできないくらいすきです……表現が素敵で……この短いお話でめちゃくちゃ楽しめました…!! (10月29日 20時) (レス) @page17 id: 31b7e69329 (このIDを非表示/違反報告)
28(プロフ) - 小豆さん» ありがとうございます!! (10月29日 17時) (レス) id: 3b5fe8f1f3 (このIDを非表示/違反報告)
28(プロフ) - おしちゃんさん» オワ~~ありがとうございます;;コメ主様の解釈で間違ってないです💪🏻温かいお言葉ありがとうございます〜! (10月29日 17時) (レス) id: 3b5fe8f1f3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:28 | 作成日時:2023年10月28日 12時

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