忠告されたのにー ページ38
お風呂から上がると、近くに自販機があった
あっ、コーヒー牛乳あるじゃん
100をいれ、ボタンを押す
ガタンッ
とコーヒー牛乳が落ちる音がし、それを取る
丁度いいところにベンチがあったのでそこに座って飲む
『おいしー!やっぱ、お風呂上がりのコーヒー牛乳サイコー』
女子風呂は人が少ない通りにあるため
ちょっとくらい声を出してもバレない
でも、それが難を呼ぶこともある
「…A?」
ドクン
心臓の鼓動が早くなる
『…影山くん……だっけ?どうかした』
誰もが思うだろう
ああ、この人たちは初対面だ、と
いつもみんなに向けるような笑顔で
本当に知らない人を目の前に話しているように
私は影山くんを相手にした
影山「…いい加減にしてください、俺のこと分かるのに」
『………何、なんなの?』
影山「………あの、」
『……手短にまとめて、私早く部屋に帰りたいの』
ベンチから立った
影山くんを警戒した私は少しだけ、影山くんから離れようとした
でもそれはできなかった
ぐっ、
影山くんが私の手をつかんだ
硬く、大きな手
かっこいいとも思っただが、今の私の状況じゃ恐怖としか思えない
『ね、ねぇ、離して!用があるなら早く喋っt「好き」……………は…?』
突然の一言だった
,
,
,
影山くんは頬を赤く染めていた
,
,
でも私は、
それすらも恐怖でたまらなかった
56人がお気に入り
「ハイキュー」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ