帰り道その後ZA・BOCCHi☆ ページ12
ふー…
片付けもひと段落がついたころには
宮城の空はもう日が沈んでいた
今は…8:30か…早く帰らないと…
と、バックを持ち外に出た
すると…
『あ……』
先輩たちがいた
『なんで帰んないんですか?風邪ひきますよ?』
及川「いや、Aちゃんと一緒に帰ろうと思って」
イケメンかよ
てか口説いとんのか?
『いえ!迷惑ですし…』
花巻「後輩を送るのも先輩の仕事だからなー」
だからイケメンかよって、
岩泉「いいから、先輩に甘えろ」
イケメンかよ…いや違う
この人はイケメンだ……
あーやばい、あたり真っ暗なのに岩ちゃん先輩が光って見える
『それでは、お言葉に甘えましょうかな?』
私は先輩に送ってもらえることになった
ていうか私駅までなんだよなー
『先輩たちは駅なんですか?』
松川「違うよ?俺らは歩き。結構近いんだよね」
え、私住んでるの柴田町だよ?しかも船岡だよ?遠いよ?
しかも先輩徒歩で私駅って…
絶対方向違うじゃん!
『あの!私駅なので…』
及川「じゃあ駅まで送るよー」
申し訳ない…
『あっ……ありがたく…』
ベラベラと喋っているといつのまにか駅に着いた
『あ、ついたので、ありがとうございました』
ぺこりとお辞儀をし、改札をくぐった
電車に乗ると人はほぼいなく貸し切り状態のようになっていた
暗いなぁ…
〜続いて〜船岡駅〜船岡駅〜お出口は右側になります〜
機械音が混じったアナウンスが聞こえた
荷物を持ち、駅を降りた
見慣れる景色が広がる
空気が澄んでて気持ち〜!
駅から徒歩10分程度で私の家には着く
______
____
_
あれ?こんなに寂しかったっけ?
いつもなら、莉子がいて…
ずっと喋って帰っていた帰り道は
いつのまにか私一人になっていた
さっきまで及川さんたちと明るく話してたのが嘘みたい
『さみしいなぁ…』
誰にも届かない言葉は寒い空に消えていった
やべぇ!この辺に住んでる友達探さないと
私、ZA・BOCCHi☆帰り道が毎日続くじゃん!
と、考えながら一人、トボトボ歩いた
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