続き ページ8
後ろからもう1匹のこびりつきに気付かずローズマリーがエミリコを守ってくれた。しかしそのこびりつきはローズの口の中に入ろうとしている
エミ「ぐったりしちゃいました!」
ミア「早く剥がさないと。きゃ…!やっぱりこっちにもいた!」
するとローズに引っ付いたこびりつきが手足を蜘蛛のように伸ばして壁へと這い上がった
ミア「まずい首吊りになっちゃう!」
ローズ「ん〜!!」
ミア「ちょっと!なんで私を蹴るのよローズ!どうかしてるわ!もう顔はやめてよ!」
ルウ「水」
エミ「え?」
貴方『そういえばこびりつきに水をかければ鈍くなるとか』
ルウ「掃除用のスプレー」
エミ「やりましたね!もっとかけましょう!」
水をかけると弱ったように感じもっとかけようとするがルウの高さでは届かない
エミ「ルウ届いてません」
ルウ「掃除箱にはこれしか入ってない」
エミ「バケツに水を汲んできます!」
ルウ「水場は遠いから間に合わないと思う」
ミア「もうやだ!私手離すよ。顔が傷ついちゃうもん」
貴方『私も手伝うのでローズを離さないで!』
ルウ「私選ぶの苦手。エミリコはミアたちとローズマリーどちらを助ける?」
エミリコは突然走り出し花瓶へと手を伸ばす。そしてそれをこびりつきに投げつけた
エミ「よかった。こびりつきが取れました!」
ルウ「私たちは掃除をしなきゃ花瓶の水を撒くなんて」
エミ「す、すみません」
貴方『でも凄かったよ。私じゃ出来なかった』
エミ「私よく花瓶の水を零してケイト様に怒られるんです」
ミア「応用力がないのよルウは」
貴方『でも解決して良かったです』
エミ「ローズマリー?」
こびりつきを顔から剥がしたというのにローズマリーの様子がおかしい。
ローズ「あ、ああ。ああああ」
エミ「ローズマリー!?」
ミア「すす病だわ!救護班が来るからほっといて」
?「沢山水を飲ませる必要があるわ。洗浄の間に連れていきましょう。眠らせて!」
ルウ「散らかった煤掃除しなきゃね」
貴方『私も手伝う』
エミ「えっローズマリーは?」
授業は最後まで聞くことが出来なかった。しかしここで学ぶことは出来た。掃除はしっかりしないといけない事を
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作者名:璃兎華 | 作者ホームページ:http://naofuml_yume
作成日時:2023年12月29日 18時