すべてはシャドーハウスのために (ページ24)

今日:7 hit、昨日:44 hit、合計:2,894 hit

フェーヴページ24

そしてエミリコはお菓子を食べていたのだが急に何かを口から出した

リッキ「な！き、汚いぞ。俺をバカにしやがって！」

貴方『何持ってるのエミリコ。これって石？』

リッキ「異物が入っているぞ！馬鹿め。能天気に食ってるからそういう目に会うんだ。エドワードの嫌がらせだろ！」

エミ「あれ？これどこかで…」

ショ「ああフェーヴか。本で読んだ。磁器製の幸運の小物だよ」

貴方『フェーヴって確か新年に食べるガレット・デ・ロワに１つだけ入っていて。切り分けて当たった人が幸せになる…ってやつだよね？』

ショ「ああそれのことだ」

リッキ「そ、そんなこと知っててもお披露目には関係ない！」

エミ「文字が入ってますね」

エミリコの言う通りその石には文字が掘ってあった。なにか意味があるのだろうか

ルウ「菓子を食ってろとエドワードは言ってた」

貴方『じゃあ他のお菓子にも入ってるかも！ヒントか指示とか！』

ショ「でかしたエミリコ。よし食うぞ…」

みんなの視線はテーブルの方へむく。だがテーブルの上の沢山のお菓子を見て表情を暗くした

ショ「この量を…6人で…」

リッキ「俺は食わないぞ。そんなのただの憶測だ」

ショ「考えがあるなら好きにしろ。こっちに乗らず評価を下げられても知らないけどな」

結局リッキーも混ざり6人で大量のお菓子を食べ続けた。すると計6個のフェーヴが出てきた

貴方『ガレット・デ・ロワには幸運のフェーヴが入っている…』

ショ「これは…だからどうしたという内容だな」

リッキ「クソが！やっぱりただの嫌がらせだ！」

貴方『ううっ…食べすぎて気持ち悪いぃ…』

リッキ「同じだ…うぐぅ」

エミリコは突然立ち上がりフェーヴを持って扉の前に走っていった。そしてそのフェーヴを扉にある窪みへ入れるとガチャっと音が鳴った

エミ「開いた！」

ショ「扉が開いた…ってことは」

貴方『追いかけて来いってこと？』

リッキ「罠かも。そもそもフェーヴだなんて考えたことが間違いの可能性もある」

エミ「さぁ行きましょう！主人を心配するのは余計なことではないですよ！」