遅い主人たち ページ23
リッキ「そんな理不尽な…」
ルウ「私達は生き人形。シャドー家の方がどう扱ってもいい存在」
ショ「余計な事考え過ぎじゃないか?リッキー」
リッキ「お前に言われたくない!」
どちらにせよ扉が開かないことには身動きが取れない。みんな自分の主人のことが心配だった
リッキ「…遅いな」
エミ「ケイト様やお影様達何をされているのでしょうか?」
ショ「まさかこれも…試されている?俺達も行くべきなのか?」
貴方『でも鍵がかかってる』
リッキ「それに来いとは言われていない。学習しろ面汚し」
ショ「だったら来るなとも言われていないだろ」
リッキ「来るなと言われたようなものだ!」
エミ「喧嘩しないでください」
リッキ「だからお前はお花畑なんだよ。俺達は敵同士だぞ」
リッキーとショーンは仲が悪いのかさっきから喧嘩している。そしてそれを止めたエミリコへと矛先が向けられる
リッキ「大体なんだそのカップの持ち方は?マナーのなってないヤツめ。ケイト様も苦労するな?カップのハンドルを摘むようにして持つんだ。優雅だろ?」
エミ「リッキー!教えてくれてありがとうございます!」
貴方『鉄の精神…エミリコは素直だね』
リッキ「ふ、ふんっ!エミリコ!変な名前の愛されていない人形が!」
貴方『やめなさいリッキー』
リッキ「痛っ!なにするんだ!」
貴方『エミリコに意地悪のするのはよしなさいと言ってるんです』
リッキ「なんだと!」
エミリコをさらに侮辱するリッキーに少しイラッときたイヴはリッキーの頭を叩く
エミ「ケイト様がいつも通りでいてと言いました。私はそれを信じるだけです」
エミリコは嬉しそうに微笑んでいた。それほどエミリコとケイトの絆は固いというわけだ。
30人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:璃兎華 | 作者ホームページ:http://naofuml_yume
作成日時:2023年12月29日 18時