お披露目の始まりと初っ端からぶつかる壁 ページ22
空気が悪い中エドワードは席を立ちピアノを弾き始めた。お影様と生き人形たちは突然のことに呆けていた
パト「優雅な曲だな。特別な生き人形はピアノも弾けるのか」
リッキ「一体感を見る為にダンスをさせたいのかもしれません」
パト「う、うむ。では踊ろうかリッキー」
ルイ「まぁ!私ダンス大好き!沢山練習したダンスですもの。ね!ルウ」
主人「僕たちも行こうかイヴ」
貴方『はいイヴェット様』
次々に同期たちもダンスをしていく。するとなぜかエドワードは鍵盤を叩きつけパトリックの駒を下げる
パト「なっ!」
ジョ「おい生き人形がシャドーに対して無礼な振る舞いだな。そもそも生き人形に格付けされるのも気に食わない」
主人「それには同感だね。エドワードのシャドーはどこにいるんだい?」
ジョンとイヴェットはエドワードの行動が気に食わなかったようでご立腹のようだ。しかし当の本人は気にしないようだ
エド「私は特別な生き人形だ。そしてわざわざ半人前の為に上位のシャドーが姿を見せるとでも?だがシャドーである君達に敬意を払うべきだったな。お詫びに美しい庭園をご覧に入れよう。さぁこちらへ」
ルイ「いいわね。庭を見てみたいわ!」
リッキーがパトリックに続いて扉をくぐろうとするがエドワードに拒まれる。そしてエドワードはリッキーを睨みつける
エド「なんのつもりだ?貴様」
リッキ「え?」
エド「そこで菓子でも食ってろ」
大きな音を立てて扉はしまってしまった。庭園に入れるのはシャドー家の方のみということだろうか
ルウ「私たちはお留守番ってこと」
貴方『ショーン。やっぱり閉まってる?』
ショ「ああ」
エミ「鍵を掛けられてしまいましたね」
ショ「しかし基準がわからないな。シャドーの顔としての役目を見られているのは間違っていないがなぜリッキーは一段下げられたんだ?リッキーが下げられた理由はなんなのか」
リッキ「2回も言うな!」
ルウ「ダンスをしろとは言われてない」
リッキ「俺が率先してやったからだと言うのか?」
貴方『そうかもしれない。でもダンスをするなとも言われてない』
リッキ「結局は全員踊ったんだから同罪だろ!」
ショ「踊った事でエドワードの予定が狂ったから…とかか?」
貴方『いずれにせよエドワードの気分次第かも』
生き人形同士でさっきの事を整理していた。このお披露目は全てエドワードの気分次第ということだろうか
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作者名:璃兎華 | 作者ホームページ:http://naofuml_yume
作成日時:2023年12月29日 18時