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エミ「ラムーどこですかー?」
するとショーンの方からお腹の音がした。それを聞いたエミリコはポケットからパンを取りだした
エミ「パン食べますか?」
貴方『どこから出したの!?』
ショ「何でポケットからパンが出てくるんだ?w」
エミ「ショーンが笑いました!」
ショ「なんだよ」
エミ「顔が陶器で出来ているのかと思ったのに」
ショ「表情は主人のためにあるもんだ」
貴方『陶器…ふふっ』
ショ「笑うな」
ラムを探しているというのに呑気になってしまった。でもこんな日があってもいいだろう
エミ「ラムいないですね。道もわからなくなりました」
ショ「そういやさっきの地図使わないのか?」
エミ「あっ!忘れていました!通った所を塗り潰して行きましょう!」
貴方『つまりはまた最初からだね』
エミ「うっ」
するとお影様はエミリコが持っていた地図を触る。するとさっき通った道が塗り潰されていた
エミ「ありがとうございます!」
?「また同じ場所を歩くのは嫌だからね」
貴方(そもそもなんで着いてきてるんだろ…)
エミ「行ってない場所は…ここ!玄関へ続く廊下。外に出ちゃったんでしょうか?」
貴方『でも外に出るのは禁止事項』
エミ「とにかく行ってみましょう!」
?「私は君たちが何をしても止めないよ」
エミ「行きます!朝までにラムを探さなきゃ」
ショ「待て!」
貴方『待ってエミリコ!』
イヴとショーンがエミリコの手を引いた瞬間、壁から矢が放たれる。手を引かなければエミリコは串刺しだっただろう
ショ「シャドーハウスを勝手に抜け出す者は即処分…ってことか」
エミ「そこまで…するものなんですか!?生き人形だってものを考えてるしお影様の役に立ちたいと思っているのに」
貴方『生き人形ならば余計なことを考えるべからず…か』
?「面白いね君たち」
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作者名:璃兎華 | 作者ホームページ:http://naofuml_yume
作成日時:2023年12月29日 18時