二 ページ3
着いたのは雄英高校。
そう、私たちの母校だった。
勝手に門をくぐっていいのか私は戸惑ったけど、勝己が許可をもらってたみたい。
久しぶりに入る雄英の校舎。
私たちがいちばん最初に向かったのはやっぱり、1-Aの教室。
私の人生ががらりと変わったのはこの教室でだった。
どこの教室よりも思い出が詰まってる。
こんなところに来て何するんだろ。
勝己も思い出に浸りたくなったのかな。
、、、いや、それはないか。
『急にどうしたの、勝己』
「、、好きだ」
『知ってる、私の方が好き、大大大好き』
「知っとるわ」
『なんなのよ(笑)』
なんでいきなりこんな話、、？
「、、、、これからも俺の隣にいてください」
『なーに？急にかしこまって、、、』
勝己が跪いて、私を見る。
え、？
勝己が内ポケットから取り出したのは四角い小さな箱。
まるでプロポーズみたい、って、え？
それをゆっくり開ける勝己。
その中にはきらきらと光ってるシンプルなリング。
「俺と、結婚してください」
勝己の唇から確かに紡がれた、その言葉。
私の心を揺らすにはとても大きすぎて。
ただ単純に嬉しかった。
気づいた時には涙が零れてて。
『、はいっ、、』
勝己が私の左の手を取る。
ゆっくりと私の指に通されたリング。
私の幸せを強調するようにきらりと光った。
ぎゅっと、勝己を抱きしめる。
今までにないくらい、ぎゅっと。
「くるしいっつーの」
そんなこと言いながらも私の頭をぽんぽんと撫でてくれる。
それだけで幸せになれた。
「おい、」
私は顔をあげた。
「好きだ」
『、、私も』
そう言って唇を合わせた。
この日のキスがいちばん甘かった。
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しゃああ - 柏木エリさん» ありがとう！めっちゃてきとーになっちゃったけど、、。 (2019年4月20日 18時) (
レス) id: 1ed169ad93 (このIDを非表示/違反報告)
柏木エリ(プロフ) - しゃああさん» めっちゃ好こ。この展開大好き。笑 (2019年4月20日 15時) (レス) id: 241423341f (このIDを非表示/違反報告)
しゃああ - ☆Kaya☆さん» ありがとう！かっこいいかっちゃんが書きたいんだよね。リク、ほんとにありがとう！ (2019年3月25日 18時) (レス) id: 1ed169ad93 (このIDを非表示/違反報告)
☆Kaya☆(プロフ) - 控えめに言って最高。めっちゃくちゃかっちゃん可愛い！ (2019年3月25日 18時) (レス) id: d76072bf9a (このIDを非表示/違反報告)
しゃああ - ☆Kaya☆さん» 書きたいいいぃぃぃい！リクありがとう！！近々書くね！（*＾-＾*） (2019年3月21日 23時) (レス) id: 1ed169ad93 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しゃああ | 作成日時：2019年3月18日 0時
