Episode22 【健人side】 ページ22
ようやく石塚さんの連絡先をゲットした。
それからは嬉しくてついたくさん連絡してしまう。
＜おはよう！今日もお仕事行ってきます！＞
＜今日のお昼はカレーだよ＾＾ ＞
＜今待ち時間。松島も俺も読書中♥＞
こんな感じで、時々食べたものの写真や、松島との写真を送ってみたり。
向こうからのレスポンスも結構早いし、もしかしていい感じ！？…なんて浮かれそうになるのを必死でこらえる。
それでも一つだけずっと気になっていることがある。
何度目かのやり取りの後、思い切ってある提案をしてみた。
＜ひとつ提案なんだけど、そろそろ、その“中島くん”っていう呼び方やめません？笑＞
＜中島くん、とか呼ばれ慣れてないし、なんかよそよそしいからヤダ。笑
健人って呼んで＾＾ ＞
すると、いつもよりちょっと長めの時間の後、
＜じゃあ、健人くんで…＞ と返ってきた。
思わずクスッと笑ってしまう。
(きっと、あのナチュラルに整えられた眉尻を下げながら、どう返信しようかと必死に悩んでこの文章にしたんだろうな)
そう考えたら、自然と顔がにやける。
＜ＯＫ！じゃあ俺はAさん、でいい？それともAちゃん、がいい？＞
＜“さん”でお願いします…。“ちゃん”って呼んでもらえるような歳じゃないし…＞
「今回は返事早ッ」
メッセージを読んで思わず声が出てしまった。
その日の仕事終わり。
「よしっ。間に合う！」
時間を確認した俺は急いでタクシーを拾い、加賀見書店へと向かう。
「いらっしゃいませ〜」
店内に足を踏み入れると、Aさんと村野さんの声が迎えてくれた。
「あ！ケンティー！！」
先に俺に気づいて話しかけてきたのは村野さん。
小走りで俺に駆け寄ってくると「聞きましたよ〜。AさんとLINE交換したんですよね？どう？どう？」と小声で話しかけられた。
「どうって言われても…普通、だと思うけど」
顔がニヤけないように気を付けながら答える。
「え〜何も進展なし？つまんない…」
「す、すみません…」
「だって、Aさんが男の人と連絡取り合ってるなんて、私初めて聞きましたよ。だからてっきりもう付き合い始めたのかと思ってたのに」
村野さんは心底がっかりしたような顔をしてレジへと戻ってしまった。
(他に連絡とってる男はいないってことか)
つい小さくガッツポーズをしてしまい、慌ててその腕を隠す。
俺は気を取り直して書棚で雑誌を並べているAさんへと近づいた。
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☆ - 25【ハットを頭に載せたりしながら】→乗せたりしながら、 30【手にあるものを載せ】→乗せ、 42【アップルパイの載った皿を】→乗った皿を だと思います (2019年7月4日 18時) (
レス) id: 44d28ad2ed (このIDを非表示/違反報告)
ゆら - 更新ありがとうございます。この先の展開がすごく気になります（笑）頑張ってください〜！ (2018年2月13日 19時) (レス) id: cf3c548632 (このIDを非表示/違反報告)
Sexy Rose(プロフ) - ゆらさん» ゆらさん、お待たせしております(^^; これからもできるだけコンスタントに更新していきたいと思います。よろしくお願いします！ (2018年2月7日 0時) (レス) id: 3736ec2a42 (このIDを非表示/違反報告)
ゆら - 更新待ってました！これからも頑張って下さい。 (2018年2月6日 21時) (レス) id: b82b4b4cec (このIDを非表示/違反報告)
Sexy Rose(プロフ) - 愁さん» 愁さんコメントありがとうございます。細かいところまでしっかり読んでいただいて、ご指摘ありがとうございます！早速修正しました。ありがとうございました！！ (2018年1月29日 3時) (レス) id: 3736ec2a42 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Sexy Rose | 作成日時：2018年1月22日 19時
