君には笑顔が１番似合う。【天馬司】【神代類】ー３ー

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〜夢主side〜


『……天馬さん、相談しても良いですか』


司「もちろんだ！ …類関係だな？」


心臓が跳ねた。

図星…なんだけど、何で私の表情だけで分かったんだろう。

無言で頷く。


司「前の告白…返事は決まったのか？」


『それが…返事を返さないといけない日が今日なんです。

　でも、全然決まってなくて…』


司「……そうか」


…こんな事、天馬さんに相談しても駄目か。

自分で決めろ、と言われたばっかなのに。


司「Aは、類と居て楽しいか？」


『え？』


司「良いから……で、どうなんだ？」


『そりゃ、楽しいですよ』


司「類の事を好きと想った事はあるか？」


『恋愛感情じゃなければ何回も』


それきり天馬さんは黙り込んでしまった。

蝉の声がやけに大きくはっきりと聞こえる。


司「何でオレに相談するんだ……」


『…何か言いました？』


その質問がいけなかった。



司「何でそれをオレに相談するんだ！！」



『…え、』


だって寧々さんが、と口を開こうとしてやめる。

人のせいにしちゃ駄目だ。

過去の自分に戻っちゃ、もう許されない。


司「…よりによってどうしてオレに話す！？

　 オレの気持ちなんて分かっていないのだろう！？」


『落ち着いて下さい天馬さん…！ 急にどうしたんですか？』


司「…………もう、いい。 もうオレに相談しないでくれA」


何でそんな事。

何でそんな事言うんですか。

天馬さんだって私の気持ちなんて分からないくせに。


『……っ！』


逃げ出したいのに、脚が動かない。

ズキズキと頭が痛む。


司「もういい加減にしてくれ」


『……そんな事、言わなくても』




司「お前を好きなのは類だけじゃない。 オレもそうだからだ」




蝉の声が聞こえなくなった。

どうせならずっとミンミン鳴いていて欲しかった。


『……え』


司「オレはAが好きだ。 だからオレには相談しないでくれ」


何で？


司「……今のでもう良いだろう？ 早く、類の所へ行ってくれ」


脚は動こうとしない。


司「早く、早く走り出せ！ 何故動かない？」


分からない。


司「これ以上期待させるな……A」


────


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本当にありがとうございます！

戻ってきました、大変お待たせしました！

たぶんもうそろそろ終われると思っています。

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