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〜夢主side〜
…どうしよう。
周りの生徒は、天馬さんが突然消えて慌てふためいている。
スマホを見た瞬間、１秒くらいだけど…でも確かに、
『ポジティブ・パレード』が流れた。
私のセカイの曲、結論はすぐに出た。
何かが原因で、天馬さんが私のセカイに行ってしまった。
しかも、大勢の生徒の前で…。
男子生徒Ａ「俺先生呼んでくるっ！」
『！ 待って！』
普段は人に積極的に声を掛ける性格ではないが、
今回ばかりは私はその人の腕を掴んで引き留めた。
男子生徒は私を訝しげに見て、口を開いた。
男子生徒Ａ「何で止めんだよ、天馬が消えたんだぞ！？」
『でも待って、あの…ほら、あの天馬さんの事だし
凄い瞬発力で飛んでったとかあるかもしれないし…！』
男子生徒Ａ「はぁ？ 冗談言ってる場合じゃねぇだろうが！」
ああ駄目だ、全然言い訳になってない。
このままいくと、警察も呼んでしまうかもしれない。
駄目だ、何とかして止めないと…！
「そんなにAだけ責めても状況は変わんねーだろ。
お前ら１回落ち着けよ」
男子生徒Ａ「…東雲、」
『……東雲くん』
彰人「先生呼ぶのはまだやめろ。
それでひょこっと出てきたらお前も怒られるぞ」
男子生徒Ａ「だからって…！」
彰人「良いな、ぜってぇ呼ぶなよ」
東雲くんの圧に押されたのか、皆黙ってしまった。
その中、私達は人だかりから抜ける。
騒がしい廊下を抜けて、中庭に辿り着いた。
彰人「…A関係だな、何があった？」
『っと…私、実はセカイって場所を持ってて、
そこには初音ミクとか、鏡音リンとか居るの。
信じられない話だろうけど、今だけは信じて…！』
彰人「！ …分かった、それで？」
『そのセカイに、分かんないけど急に入っちゃったらしくて…。
セカイの曲が流れたから、それは確実だと思う。
でも私だけじゃ何もできなくて…』
東雲くんは少しの沈黙の後、私を見つめて言った。
彰人「お前、そのセカイに行けるんだよな？」
『うん、行けるけど…あ、』
彰人「お前が行って助けてこい。 それしか今はできない」
『分かった、じゃあ早速行ってくる』
スマホを取り出して、『ポジティブ・パレード』を流す。
すぐに視界が真っ白になって、私はセカイに辿り着いた。
大丈夫、戻るまでに東雲くんが何とかしてくれるはず…。
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ramune - めいさん» コメントありがとうございます！きゅんきゅんしてくれて嬉しいです。僕も親の前だと一人称変えてますよ笑 (2023年3月4日 23時) (
レス) @page35 id: a4dd4a8261 (このIDを非表示/違反報告)
めい - まじで最高です！２６話キュン死とかしそうてか僕もネット上では一人称僕ってゆってます！リアルは引かれるのでやめてますけどねw (2023年2月26日 15時) (レス) id: 1a8f013e22 (このIDを非表示/違反報告)
ramune - もぐもぐさん» ぎゃー！！ありがとうございます！！この作品にそんな時間を掛けて下さるとは…！次回作も内容しか思いつきません！ありがとうございます！ (2022年12月23日 19時) (レス) id: b281f98d72 (このIDを非表示/違反報告)
もぐもぐ - 今日話全部読んでみました.....!!!マジめっちゃ話面白くて、一気に読んじゃいましたwほんといい話でした。感動だぁ！もうずっとドキドキしっぱなしでしたwまた楽しみにしてます！ (2022年10月15日 23時) (レス) @page46 id: 813177f50b (このIDを非表示/違反報告)
ramune - 海月ルナさん» ありがとうございます申し訳ございません…！！ (2022年10月4日 21時) (レス) @page42 id: b281f98d72 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ramune | 作成日時：2022年5月11日 19時
