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〜夢主side〜
『今日の1限、何でしたっけ』
司「1限は……確か国語だったな。 課題は済ませたか?」
『え……いや、してませんでした…。 古文でしたよね』
司「仕方ない、このオレが教えてやろう!
今回は10分もあれば終わる!」
『! ありがとうございます』
天馬さんが同じクラスで良かった。
昨日は遅くまで起きて、スマホいじってたからなぁ…。
ちょっと頭がくらくらするくらいの状態。
でも、天馬さんは22:00頃に寝ちゃってたし。
男子生徒A「そんでさ、その時穴に落ちて、まじ恥ずかったわ」
男子生徒B「皆に見られてたん? やばっ、ダサ過ぎだろ…っうわ!」
『っ、』
向こうから歩いてくる違う学校の生徒にぶつかった。
でも、私はちゃんと前見て歩いてたし、私は悪くない……
“ 私は悪くない、先生のせいでしょ ”
……あーあ、直ってないなぁ。
誰かのせいにしちゃう癖。
男子生徒B「った……どこ見てんだよ、」
『…』
男子生徒A「早く行こうぜー、遅れるぞ」
男子生徒B「だんまりかよ、謝ってもくれねぇのw」
……うるさい、嫌な事思い出させないで。
笑いながら前見てなかったのは、絶対あんた達のはずなのに。
ゆっくり影が私の前に立つ。
『…天馬さん』
司「ちょっと待て、悪いのはどっちだ!!」
男子生徒B「何だこいつ…声でか」
司「確かにAが悪いのもあったかもしれない。
だが、それを1%として、悪いのは99%お前だろう」
驚いた。
天馬さん、怒った時は声控えめに話すんだ。
とにかくこのままじゃ、私のせいでどっちも学校に遅れてしまう。
言い合ってるなら、埒が明かない。
天馬さんの腕を引っ張った。
『天馬さん、私達もあの人達も遅刻しますよ。
ほっといて行きましょう、すみませんで……』
司「む、だがお前ばかり謝るのもだな…」
『すみませんでした』
2人の男子生徒に頭を下げて、天馬さんを引っ張るように連れていく。
何だったんだよ、とか、ただのリア充じゃん、とか話してる声は無視した。
司「……A」
いつの間にか、私は耳に入る情報を無視していた。
…理由は知らない。
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ramune - めいさん» コメントありがとうございます!きゅんきゅんしてくれて嬉しいです。僕も親の前だと一人称変えてますよ笑 (2023年3月4日 23時) (レス) @page35 id: a4dd4a8261 (このIDを非表示/違反報告)
めい - まじで最高です!26話キュン死とかしそうてか僕もネット上では一人称僕ってゆってます!リアルは引かれるのでやめてますけどねw (2023年2月26日 15時) (レス) id: 1a8f013e22 (このIDを非表示/違反報告)
ramune - もぐもぐさん» ぎゃー!!ありがとうございます!!この作品にそんな時間を掛けて下さるとは…!次回作も内容しか思いつきません!ありがとうございます! (2022年12月23日 19時) (レス) id: b281f98d72 (このIDを非表示/違反報告)
もぐもぐ - 今日話全部読んでみました.....!!!マジめっちゃ話面白くて、一気に読んじゃいましたwほんといい話でした。感動だぁ!もうずっとドキドキしっぱなしでしたwまた楽しみにしてます! (2022年10月15日 23時) (レス) @page46 id: 813177f50b (このIDを非表示/違反報告)
ramune - 海月ルナさん» ありがとうございます申し訳ございません…!! (2022年10月4日 21時) (レス) @page42 id: b281f98d72 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ramune | 作成日時:2022年5月11日 19時